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梟と俺のミッション 〜想定外なんて言い訳にもならない〜  作者: ぽしょなれ


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195/197

195.Mission No.019 スカウト(1)

弟子たちに神龍教の教会の下働きをさせるはずが出来なくなってしまったので、開祖様に代わりにC国の大使館横に神龍の使徒教の教会を作らされた。 ひどい。


従って、場所は変わったが弟子たちは下働きからは逃れる事が出来なくなった。 頑張れ。


龍の鱗のメンバーから神龍の使徒教に入信するものが結構居た。元は同じ龍玉の力を求めた者達だ、おかしなことではない。

今や実質的にはC国は神龍神聖王国の属国であるのだが、そんな状況を知らない者も多い。

何と言っても神龍神聖王国国民はC国に入国が出来るが、C国国民は神龍神聖王国には入国できない。

当然である、基本的に侵略を受けた側の国が敵国の入国など許すはずがない。


入国するには亡命するしか無いが、C国からの亡命は受け付けていない。他の国を経由しても許可する事は無い。


例外として認められるのは、国王に忠誠・服従を誓った者だけである。従者か隷属化とか仲間と認めた者だけが入国を許される。


で、俺はC国を堂々と自由に歩いている。


しかも堂々と異能能力者のスカウトをしようとしている。


『あなたも新たな力に目覚めましょう、勉強会(食事付き)』


というセミナーイベントを各地で催している。あやしい勧誘だ


『食事付き』がある事で、大人気のイベントである。但し事前審査がある。


龍玉ではなく、『適合者判定水晶球』を作った。 適合者が触れるとそのオーラレベルによって数値が表示される。


ある一定レベル以上のものだけが参加できるセミナーである。


この審査に落ちたものは、神龍の使徒教に勧誘することになる。自らの力がないなら神龍を祀り、その力にすがるしか無いよねって事だ。


これによって参加者の中に能力者が居る可能性が上がるのと、自分たちは選ばれたんだという優越感を持たせる効果があり、おこぼれとして神龍の使徒教の信者も獲得できるというわけだ。


日本では詐欺商法として疑われる可能性があり出来ないがC国では何でもありだ。詐欺ではないし。


今日は応募者125名で、セミナーに参加できたものは13名、神龍の使徒教の勧誘に回されたものは112名だった。約1割ほどの候補者がいるが、実際に能力を発揮できるものかはまだわからない。


「俺はもう力を持っている、セミナーは不要だ、食事をくれ」


ちょっと浅ましいやつが居た。


「能力を見せなさい」


「お腹が空いて力が出せない」


適合者判定水晶球の測定データを見ると彼は基準スレスレの最低値だった。


「宜しい、もし食後に能力が示されなければ、一週間無償で働いてもらう」


「・・・ああ」


おそらく脱落者だな、でも一週間は最低限の食事にありつけるだろう。


残り12名の中でひときわ高い判定データを出した女性がいる。おそらく覚醒者だろう。


だが、他の者の中にも覚醒していないだけで異能を持ち得る可能性のあるものは居るだろう。


そういう才能を持ったものは教育することで覚醒開花するだろう・・ただそれが本人にとって良いことか悪いことかはわからない。能力が覚醒することで危険な目に遭う可能性が増えるからだ。


セミナー自体は日本の怪しい団体と変わりない内容だ・・・行ったこと無いけど。


そういう所で働いた経験者をバイトを雇ってセミナーを進行させている。

俺はそういうのは向いていないので、後ろから個人個人を値踏みしている。


注目の覚醒者候補を観察していると、彼女は俺と同じ様に他の候補生を観察している様だ、仲間探しをしているのかもしれない。


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