表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ホーリー・グローリー・ジャッカネイプスのむかしばなし《小分け版》  作者: ぽすしち


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

82/102

誇り高き男


 ジャックの落ち着きを戻した声がたずねる。

「―― その、さっき君が言った、ハウアーの『役目』っていうのは?」


「ハウアー!そう!あのかわいそうな男! だが、―― クアットの中で、一番誇り高き男だ」



 はじけたように、ホーリーの下品な笑いが響く。

「―― っあ、あいつが、あの馬鹿が、『誇り高き男』だあ?」



「そうか。―― おまえ、ハウアーにノーム種族の子守歌を歌わせたな?なんて悪知恵の働くやつだ! ――― いいか?ハウアーは、おれたちクアットが誕生し、《空の目》が初めて遣わされたときに、自分から誇り高い犠牲になるのを望んだ男だ。その頃のクアットの中でも一番賢く、強く、正しい心の男だった。ハウアーは、キラ種族を滅ぼすための病気をしかける役を買い、自分の体に、その『元』を受け入れた。 空の目の話では、その『元』をクアットの体の中で育てて、時がきたら、犬歯からその『元』をキラ種族に流しこむ。  ―― そうすればあとは、キラ種族同士でその病を伝えあい、やつらは滅びる。 ゆっくりと時間をかけるのは、やつらに気づかせないためだ。おかげで、昔はノーム種族ほどもいたやつらが、ここまで減った」



「キラ種族の病気の『元』が、ハウアーだった?じゃあ、彼はほんとうはいくつだ?いや、そのことと、ハウアーが歳をとらないことに関係があるのか?」


 腕を組んで立ち上がるジャックの足元、砂になりつつある男の低い笑いがこぼれた。


「ふふふ・・・歳をとらない?ハウアーが?」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ