表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ホーリー・グローリー・ジャッカネイプスのむかしばなし《小分け版》  作者: ぽすしち


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

83/102

忘れないうち


「だって、あんたの話が本当だとしたら、ハウアーはこのホーリーよりも歳をとってることになる。なのに、少年のままじゃないか。 きみに初めてつかえたときから、あの姿のままかい?前の前の、そのまた前のオナーにもつかえていたって言ってたけど・・・」


 独り言のように言葉をとぎらせたジャックをみあげる男は、少し首をかたむけた。


「―― ああ、そうだ。ハウアーの世話を、おれたち《オナー》がする」



「使用人にしてこきつかうのが、クアット流の『世話』か?『誇り高き男』なんて呼んでおいて、地下の部屋にベッドなしか?」


 からかうようなホーリーのそれに、オナーは声を大きく返す。



「地下の部屋は、涼しいからそこがいいと自分で決めたんだ。あいつは熱が高くてすごい暑がりなんだ。 ・・・使用人としていろいろ仕事をさせるのは、これ以上、いろんなことを忘れないようにだ。自分のことは自分でできないと、この先一人で生きていけなくなる。 ・・・おれたち《クアット種族》がみないなくなったら、あいつは自分で世話になる場所をさがさなきゃいけなくなる。―― いつも持っている本に、忘れないうちに、だれかひきとってくれるよう書いておけと言ってある」


  




     『 だれかもらってください  名前はハウアー 』





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ