表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ホーリー・グローリー・ジャッカネイプスのむかしばなし《小分け版》  作者: ぽすしち


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

64/102

馬が死んだ





 馬車用の馬が二頭、息を引き取ったのを知ったのは、朝食の時間になっても、ハウアーが起こしに来なかったからだ。




 自分で起きてきた男を、スネイキーがからかうでもなく手招きし、地下をさした。


「ハウアーの看病もむなしく、馬が死んだわ」



「だからっておれの朝飯がなくなる理由にならねえだろ」


 腹をたてたまま地下への階段をおりる。



 半分壊れた小さなドアを蹴り飛ばせば、完全に外れて落ちた。



「おい」


 低音で呼べばいつもはあせったように短い返事があるはずだが、何もない。



 ただ、しくしくと静かな泣き声が響く。



「馬鹿ハウアー。 おれの朝飯はどうなった?」


 入り口近くの床に、小さな体がまるまっている。



 それを蹴り飛ばそうかと足をあげたとき、泣きぬれて汚い顔がゆっくりむいた。




「ああ、ホーリーさま。馬が、馬が、死んじゃったんです・・・」


 ジャックが言うには、それもキラ種族のような病だろうと。


「ジャックさまは、きっと、ホーリーさまの『代わりに』病になったんだろうって・・・。 もしそうなら、ぼくのせいです」

 うわん、と床に泣き伏す。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ