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混沌にふさわしい
『 ジャックは賢い ホーリーは愚か 』
「だとお!!っくっそ!もう一度呪ってやる!」
「無駄だと思うけどなあ」
「うるせえ!ジャック! てめえも、もう一度破裂しやがれ!」
のんびりとにやけているジャックに指をつきつけたとき、その声が響いた。
『 ぎゃあぎゃあうるせえやつだ。 おまえらみたいな《種族》も必要かと思ったんだが、どうやら調子にのりすぎだな。 残念だが、《満場一致》で《絶滅種》に決定だ。 ―― まあ、混沌期にはお似合いだったが、これから調整期に入るから、 ―― 不必要なものは削除しないと 』
「ってめえはなんだ?姿をみせてみろ!」
目玉の声とは異なり、霧の空間に響き渡る声。
それはホーリーの言葉に笑い、またしても他の笑い声とあたりをゆらす。
『 ―― あぁ、ホーリー。 特におまえは、《混沌》にふさわしいやつだった。 ジャックを消しちまったときは、みなして笑わせてもらったさ。 そうだ。せっかくこうして、接触したんだから、わたしたちからの記念を。 ―― ホーリー・グロッスリーに、的確な《呪い》を 』
「っ!?」
どくん と頭の中になにかが湧く。




