きみの友達
「 ――― きみに、・・・赤ん坊の世話ができるかどうか、疑問だね。この城にはおもちゃなんてないし・・・夜泣きされたら、どうするんだい?」
ジャックはごまかすようにぬれた顔を手でぬぐう。
ホーリー・グロッスリーだった子どもがそれを横目にすこしわらった。
「・・・そうだな。てめえの頭をまた破裂させりゃあ、きっと泣き止むだろ。おいジャック。――― 馬鹿ハウアーは、怒られるからおれに言わねえが、目もだいぶ見えなくなってる。 ドアを先に開けてやれ」
ドアを押しあけながら、ジャック・パンプキンは曲がった口をあけ、えらそうに食卓に座る子どもを指さした。
「 ねえハウアー、知ってるかい? あそこにいるホーリーは、きみの《ご主人のホーリーさま》じゃあないのさ。 いいかい? あそこに座っているのは、《 ホーリー・グローリー・ジャッカネイプス 》っていう悪ガキでね、ご主人さまじゃあなくて、きみの『友達』なんだよ。 きみの最後のご主人さまは、なんと、きみの友達になってしまったんだ! ―― どうだい? ちょっとかなりえらそうな友達だけど、名前で呼んでごらんよ? そうさ、もちろん、呼び捨てで! 」
――― ※※※ ―――
つぎでおわりです




