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架空戦国伝  作者: 佐村孫千(サムラ マゴセン)
第3章 立身出世編
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10.間者派遣

義藤は実重より借りた忍を早速村上家へ送り出した。

村上家で何か大きな動きがあったのかも知れない。

そう考えた義藤の勘は鋭かった。


実際に村上家では、大月家を攻める直前に長馬が病によって急逝していた。

長馬の後継者として長継が選ばれたのである。

長継は父以上の人望の持ち主であったと言われ、家督相続も異を唱える者はおらず順調に進んだ。

しかし長継は父ほどの実力は無かった為、次第に村上家に疑問を抱く者が増え始めていた。


領内の発明家であった信常もそのうちの一人である。

自身が苦心して発明した新兵器が日の目を見ずにお蔵入りになろうとしている事が許せなかったのである。

戦に対して消極的な姿勢を見せる長継では、仮に新兵器を実戦で導入したところで有効に活用できないであろうと考えていた。

いっその事、村上家を見限って他の大名家に付くことが得策ではないかと。


信常は頭を悩ませている現状であった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] うーん……長継さんは、人が良くて人望はあるけど、能力は低いタイプなんですね(´・ω・) こういう人も、優秀な臣下たちに恵まれて慕われていれば、泰平の世なら普通に大名として困らないんだろうけ…
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