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猫にひかれて異世界生活  作者: PYON48
第2部 猫に引かれてリア充生活???

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幕間09 闇人ヘルガ

「詳細は今おはなししたとおりです」


「承知した…

 教皇の救出だな…」

 わたしは、目の前の矮小な男に答える。


 わたしは闇人…

 闇に潜むもの…

 闇の仕事を請け負う…

 その中でもトップクラスの実力を持つ。

 

 忍者として戦場を渡り歩いたわたしには…

 監獄からの脱出なんて簡単なものだ。

 看守なんてやつを数人殺せば終わりなんだから…

 甘い仕事だ…


「報酬は金貨100枚だ…

 受け取りしだい任務を開始する」


「わかりました。

 よろしくおねがいします。

 もし、彼がすべてを話すとわたしも道連れとなります。

 だから、今すぐに用意をいたします」

 目の前の貴族は、執事に金の用意をさせる。


 本当をいえば、わたしが殺したいのは、こういう奴らだ。

 しかし、皮肉にもわたしを雇うのは、こういうやつらばかりだ。


 それもこれも、猫忍とか言う奴らのおかげだ。

 たしかに彼らの術はすごいものがある。

 共和国は魔導力革命により我々を要しなくなった。

 そして、帝国は猫忍くずれを雇う。

 この国、バーミリオンには猫忍軍団がいる。


 我々は時代に取り残されたのだ。

 気がついたら、我々に仕事をたのむ国はなくなっていた。

 個人の技量で仕事するわたしたちの活躍の場はなくなっていたのだ。

 しかし、わたしたちはそれに気付かなかった。

 時代が変化していることに気付かなかったのだ。

 

 それで、暗黒界の仕事を任されるようになった。

 こいつらには、暗殺や逃亡幇助…

 闇の仕事が必要なのだ。


 私の前に金貨が積まれる。


「たしかに、承った」

 わたしはそれを受け取りポケットに入れる。


 わたしは、貴族に微笑むと、彼の目の前から一瞬で消え失せた。



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