表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
猫にひかれて異世界生活  作者: PYON48
第2部 猫に引かれてリア充生活???

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

87/939

09

 王様との会談は終わって、姫も一度帰っていく。

 いろいろな用意があるらしい。

 一応、空き部屋を見てもらって、その範囲で用意してもらうように言う。

 王女だから、あんまり特別扱いというわけにもいかない。

 それも、先方には伝えた。

 周りの人は躊躇したが、姫自身がそれでいいということで決定。

 それから、お付きの人も付けないように話をする。

 これは、ニャーニャとシャールの条件。

 逆じゃないかなって思ったんだけど、これ以上人を増やしたくないらしい。

 姫のことは2人が見るということになる。


 王様を見送ったあと、ニャーニャとシャールに呼ばれる。

 普段やさしい2人なのに詰問口調でぼくを責める。


「どうして、王女さまとの結婚をお断りしないんですか!

 あの、神官さまは巫女と一緒にニャニャーのお世話をするもんなのです!」

「神官さまは、王女とか巫女とかじゃなくて、わたしのようなただの騎士団の子がお相手するべきなんです。

 最初の騎士団は神官様の、その、奥様が作ったのです!」


「えっ?」


 同時に言って、顔を見合わす2人。


「「だから、結婚はお断りすべきなんです!」」

 ハモる2人。


 やっぱ、ニャニャーの魅力はすごい。

 この2人はそんなにニャニャーと一緒にいたいんだ。


「まだ、結婚するって決まったわけでは…

 あの、ここではあんまり贅沢な暮らしはしないし…

 すぐに嫌になると思うんだ…

 それに…

 あの場は断れない感じだったし…

 どっちにしても、ぼくはここから出て行くつもりはないんだ…

 だから、ニャニャーもずっとここにいるよ」


「まあ、いいですよ。

 姫さまがここでの暮らしに耐えられるかわからないですし…

 そのかわり、アヤトさまは毎朝、わたしの剣の相手をするんですよ。

 約束です」

 シャールがしばらくして口を開く。


「うん、シャールの言うとおりです。

 そのかわり、わたしの魔術の練習にも付き合うんです。

 それから、狩りや町に行く時、わたしたち一緒に行くんです。

 解りましたね」

 ニャーニャもそう言って微笑む。


 まあ、ニャニャーと離れないことで納得してもらったのかな。

 すごい剣幕だったから、良かった…

 ぼくは、ほっと胸をなでおろした。


 今日はとんでもなく気を使う一日だった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ