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猫にひかれて異世界生活  作者: PYON48
第2部 猫に引かれてリア充生活???

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06

 王女さまにトラを渡す。

 大丈夫だろう…まあ、手に爪を立てられるくらいだろう。


 それにしても、この茶色は猫をだっこしようとすると、察したようにそこにいるのだ。

 まあるい目でぼくを見上げるのだ。

 これも一種の才能かな。


 猫を手渡すとき、シャールとニャーニャが羨ましそうにみている。

 君たちはあとで、いくらでも触れるだろう。

 まさか、ぼくが王女に接近したのに嫉妬しているなんてないだろうけど…


「それでは、今度、浄化に伺いましょう。

 麻薬中毒も毒と同じで、浄化の魔法が使えます」


「しかし、かなりの人数になりますよ」


「ニャニャーさまなら可能です。

 ニャニャーさまもミーニャ教徒とバーミリオンを守りたいのです」

 ほんとかクロ。

 おまえら、そこまで考えないだろう。


「今、教皇さまはどこにおられますか?

 もう一度、この家のことを交渉したいのですが…」


「教皇様は、神官様との会談以来、身を隠しておられます。

 しかし、教皇の地位はまだそのままですし…

 困ったものです」


「たとえば、教皇さまが失脚とかされると、どうなりますか?」


「そうなると、筆頭巫女のニャーニャ様が代行を務めることになりますね」


「じゃあ、ニャーニャさん。そうなったら、ここに住んでも良いですか?」


「もちろんです。神官さま」

 ニャーニャはノータイムで答える。

 でも、そんなうまい話あるわけない。


 あれ?いきなりクロが消えた。

 

 次に何を言ったらいいんだろう。


 すこし、考える振りをしてごまかす。


 そして、次の瞬間。

 僕たちの前にいきなり教皇が現れる。

 その横には、大きな金貨の袋ともうひとつの袋。

 その袋は、破れ白い粉が床にこぼれ落ちていた。


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