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猫にひかれて異世界生活  作者: PYON48
第2部 猫に引かれてリア充生活???

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03

ニャーニャとシャールとともに、神殿の外に立って馬車を待つ。


 猫たちも、外にでて思い思いの格好で待っている。

 これだけは、いくら話せると言っても、並ばせるのは無理。

 猫なんだから。


 服もブカブカで、なんか借りてきた感が…

 実際、前の神官のものなんだけどね。

 猫袋も使う暇なかったし…

 まあ、できるだけビシッとしてよう。


 遠くに馬車が見えると、侍女たちが慌ただしくなる。


 王様か…

 ニャーニャの話では、教皇には良く会うけど、王様は年に1度くらいしか会わないらしい。

 雲の上の人かってことだけど、そうではなくて、政治的な実権はあの教皇が中心の議会にあるらしい。

 王様は象徴ってことになっているみたいだ。

 なんか、ぼくの世界に似てないこともない。


 馬車が近づいて、神殿に横付けされる。


 町で見た馬車と違って、豪華な外装だ。

 車でいえば、乗用車とリムジンってとこだろうか?


 ドアが開く。


 よくわからないけど…

 ニャーニャに合わせて礼をする。

 90度、最敬礼って感じか。


 足元しか見えないけど、足音が近づいてくるのがわかる。


 その足音がぼくの前で止まる。


「顔を上げてください、神官さま」

 ゆっくりとした優しい男の人の声にぼくは顔をあげる。


 そこには40代くらいの高貴な風貌の男の人。

 それに、30代くらいの綺麗な女の人。

 そして、シャールくらいのかわいい少女が立っていた。


 いつの間にかぼくの前にはシロとクロが来て、犬でいうお座りの姿勢をしている。

 頭のいい猫たちだ。たぶん、ぼくを守ってくれているんだろう。


 ぼくが顔を上げると、逆に彼らは膝まづいて、頭を地につける。


「ニャニャーさま、神官さま

 バーミリオン王国の王をさせていただいてます。

 カルカン3世でございます。

 これらは王妃カーミヤと姫のカルニャでございます」

 いきなりのあいさつに戸惑うぼく。


 クロがくるしゅうないぞって感じでニャーと一言鳴いた。

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