幕間03 バーミリオン第二王女 カルニャ
昨日、父からいきなり言われたこと。
それは、ニャニャーが現れたこと。
そして、神官さまとの結婚の話。
それは、しかたない話だと思う。
そう、王女としての使命だ。
自由な結婚なんてありえない。
それは諦めている。
しかし、よりによって神官さまとは…
以前の神官さまは、それはそれは異様な姿だったと聞いています。
人間よりもオークに近いと伝えられており、いくら神官さまを美化した物語や劇においても、その姿は太っていて禿げた小男になっています。
この部分だけはどうしようもないみたいです。
第一王女であるお姉さまもおられる上で、わたしを指名されたことはそれを見越してなんでしょう。
お姉さまなら、意に沿わない相手なら自殺してしまうかもしれません。
それが、あまりに女性に好かれないからって言っても、幼い奴隷を買い占めて自分のものにするという人種なら当然なのでしょう。
父の気持ちはわかります。
だから、わたしが人身御供となりましょう。
そうすることで、バーミリオンが救われるのなら本望です。
神官さまとニャニャーさまは200人の山賊団を簡単に退けたらしいです。
まちがいなく、バーミリオンのためになるでしょう。
それから、教皇さま…
あの妖怪もわたしかお姉さまを所望しているときいています。
王家と教会を統一して、バーミリオンをひとつにするとか言ってるらしいです。
王であるお父様より年上なのにです。
今回のことで、その話はなくなって、胸をなでおろしていたところです。
神官さま…どんな人なんでしょう?
容姿は問いません…
願わくば、聡明でやさしいお方であればいいのですが…
そうでなかったときはわたしが操りましょう。
それが、わたしの使命なのです。
そろそろ神殿です。
できる限りのことをやりましょう。
わたしは鏡を取り出し、お化粧を直した。
神官さまに気に入られるように…




