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猫にひかれて異世界生活  作者: PYON48
第一部 猫に引かれて異世界へ

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幕間13 軍師セイレン

 あの白いのはニャニャー。


 断じて認めません!

 あれは伝説の動物にすぎません。


 戦術書でいえば、引けの合図です。

 たぶん、あの動物が現れたときは負けるというジンクスでしょう。

 

 しかし、今は引くという選択肢はありません。


 あの程度の小動物に軍が引くなんてありえません。


 さすがシリュウさま…

 ニャニャーが出現したとしても、それを無邪気に楽しんでおられる。

 シリュウさまは皇帝になる人です。


 わたしが、ニャニャーを捉えましょう。


 そう思って足を踏み出そうとしたが、足がうごかない。


 足を見ると、徐々に石化している。


 まさか????


 わたしは空を見る。


 さっきまで晴れていた空はいつの間にか真っ黒な雲に覆われている。


 戦術書で読んだことがある。


 これは猫魔法『ニャルマゲドン』

 たしか、火の玉、氷塊、隕石、雷、闇をランダムに空から降らせ、それだけでなく…

 麻痺、石化、猛毒、呪い、混乱、チャーム…

 あらゆる状態異常をランダムで引き起こすとういう最悪の魔法…

 

 帝国戦でニャニャーと神官が使った伝説の魔法…


 それが、目の前に展開している…


 こんなの…


 戦術とか武力、才能…

 そんなものなんの関係もない!

 すべてを否定している。


 もう、わたしたちは終わっている。


 もし、奇跡的に生き残ったとしたら、わたしも戦術書の1ページ目に書くだろう。


「ニャニャーを見たらすぐに逃げろ!」


 我々はあの白いのを見たとたん脱兎のごとく逃げるしかなかったのだ。

 わたしの意識が徐々に薄れていき、暗黒が訪れた。


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― 新着の感想 ―
[一言] 〉猫魔法『ニャルマゲドン』 字面がイイ!(≧∇≦)b 終末杉てニヤニヤする。
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