44
クロと一緒に買い物をする。
クロが金貨を5枚くれたので、両替所で両替をしておく。
武器屋では、いろいろな武器を見るが、ぼくの使えそうなのはなかった。
素材でだいたいの値段が決まるみたいだ。
逆に僕のライトセーバーやボーガンを見せるはめになり、売って欲しいってことになる。
ライトセーバーもボーガンも金貨3枚の値段が付けられる。
うん、これを職業にしてもいいかも…
今は売る必要はないけど、武器屋とは仲良くしておこう。
短剣を金貨1枚で売ってあげた。
そして、代わりに銀貨5枚の中古短剣を買う。
錆びているが、なかなかの業物とのことだ。
また、猫袋で加工したら、さっきよりいい短剣になりそうだ。
それから、調味料を見たり、素材屋を見たり…
マヨネーズと塩・コショウ、醤油、砂糖、だしの素こんなものもあるんだ。
えっ、カレーのルー???、前の神官すごすぎ…迷わずゲット。
でも、向こうの世界と違って高い。これだけで、銀貨1枚ってことは一万円。
それから、お酒も買っておこう。
ワインと日本酒みたいなの…
さすがにビールはないか。また暇があったら作ってみようかな。料理スキルもあるし。
素材屋では鉄の塊、少し高い金属も買っておく、ミスリルって言って、神官が見つけ出した素材らしい。現代人らしいネーミングだ。
鉄より強く薄く加工できるらしい。
素材なので、金貨1枚くらいで剣を1本分くらい。
オリハルコンなんていうのもあるけど、金貨10枚は高すぎ。今は手を出さないでおこう。
クロがあくびをしだしたので、そろそろ終わりにしよう。
ゲートを習ったから、いつでもここに来れるみたいだし…
「シャールさん、会談までまだ時間があるよね。
なんか食べちゃわない」
「はい、じゃあ、おいしいレストランにご案内します」
急に元気になるシャール。
食いしん坊キャラの面目躍如だ。
クロの目も少し輝く。
シャールについていくと、ちいさなレストラン。
よく来るのか、気軽に声をかけられている。
定食屋ってとこだろう。
シャールに習ってハンバーガーをたのむ。
肉が大きくて、こっちでいうと佐世保バーガーって感じだろうか。
マックのじゃなくて、1000円くらいするやつだ。
コーヒーなんてのもある。
クロはお子様サイズをたのんで、ミルク。
「ここはよく来るんだ」
「はい、騎士団の仕事の時によく…
すごく美味しいんですよ。神官様も通ってたっていう、由緒あるお店で、その頃からレシピも変わっていないんです。
ハンバーガーっていうのも神官さまが伝えたお料理なんです」
料理のことになるとよく喋るシャール。
そして、ちいさな身体でクロはハンバーガーと格闘している。
猫姿もかわいいけど、子供姿もかわいい。
となりでシャールが面倒みてくれている。
クロはトラやブチと違って行儀がいいから面倒も見やすい。
テーブルに登ったりしないし。
さて、衣食住の衣や食はなんとかなりそうだけど、住だな。
できれば、あの家をそのまま借りたいんだけど。
神官の研究室ももっと調べたいし…
とりあえず、なんとかなるだろう。
猫たちがいるんだから…
僕はそう思って教皇との会談に望んだ。




