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猫にひかれて異世界生活  作者: PYON48
第一部 猫に引かれて異世界へ

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幕間09 ミーニャ教教皇ゴロゴ2世

 山賊の襲撃にニャニャー様の降臨…

 大変困りましたね。

 バーミリオンの危機…いえミーニャ教の危機です。


 山賊の方はなんとかなるでしょう。

 こちらには、ニャーニャ率いる魔道士団、シャール率いる聖騎士団がいます。

 それに…猫忍軍団…

 たかが、200人程度の盗賊団に引けをとりません。

 

 確かに、食う寝る遊ぶが教義のバカ宗教です。

 教徒もバカばかり、教会でニャーニャー言ってるだけで幸せといった奴らです。


 しかし、猫魔法・猫剣術・猫忍法…

 教団に伝えられる武術は最強といってもいいでしょう。

 それに、本当かどうかわかりませんが…

 あらゆるところにニャニャーのトラウマが植えつけられているんです。

 教会に残る彫像の小動物にそんなことができるとは思えません。

 たぶん、神官というのが相当に強かったんでしょう。

 それが証拠に、神官が殺されてから、ニャニャーは姿を一切消しています。

 吟遊詩人の詩では、神官の死を悲しんだニャニャーは城をひとつ破壊し、切り落とされた神官の首を咥えてどこかに消えたと伝えていますが…

 わたしの解釈では、ニャニャーにはなんの力もないんです。

 城が壊されたのも、神官の最後の抵抗がすごかったからでしょう。


 そして…

 その神官も、結局オーガとやっていることは同じ、奴隷を買い付けるのが趣味で稼いだ金で、少年少女たちを買い付け侍らせたのです。

 英雄色を好むってことでしょうか?

 その奴隷たちが、魔道士団、聖騎士団、猫忍軍団を生み出し、ミーニャ教となっていくとは皮肉なものです。

 そして、わたしもその末裔…

 今はバカ宗教の教祖です。

 ゴロゴなんてバカな名前も嫌悪感しかありません。

 他の国ではニャニャーネームといって揶揄されるバカな名前です。


 さて、どうしましょうか。


 ニャニャーは伝説の動物。

 耳のないうさぎかネズミの奇形腫かもしれません。

 時々持ち込まれるニャニャーはうさぎの耳を切ったりしたもので、丁重におかえり願っています。

 庶民に悪影響を与えないように、死体となって裏口からとなりますが…

 今回もそのたぐいの輩でしょう。


 ニャニャーなんて、伝説にすぎないのですから。

 

 シャールの話では、今度の神官は弱くてボーッとしているらしいです。

 逆に彼を操り人形にするなんていいかもしれません。

 そうすれば、わたしの野望もかなうかもしれませんね。


 この国はおかしいんですよね。

 王と教皇…

 ミーニャ教の国に王はいらないでしょう。

 帝国や共和国もきな臭い動きをしているらしいです。

 こういう時には、この国は教皇を中心としてまとまる必要があるのではないでしょうか?


 そのために、わたしは有力な貴族どもに取り入ってきました。

 副業で得た金を元にね。

 ミーニャ教は貧者の一灯と言って最低限の寄付しか受け付けないことになっているので、教会は常に貧乏なんです。

 それも、おかしな話です。

 ミーニャ教の幹部から快楽主義を実践しなければならないのにです。


 さて、今日、ニャニャーとやらが来るんでしたね。

 せいぜい、演じるがいい!

 化けの皮をはがしてあげましょう。

 どこの国の間諜でしょう?吐かせてあげます。

 この地下の拷問室でね。


 ニャニャーは解剖してみましょうか。

 耳を切ったうさぎかもしれませんからね。


 山賊たちも、できる限り生きて捕まえるようにいってあります。

 まとめて、遊んであげましょうか。


 今日は楽しくなりそうです。


 立派な法服の神官は狂気を帯びた笑いを、その顔に浮かべた。


幕間ばっかりですみません。猫生活サイドが好きなので、幕間が押してしまいました。次からはだらだら猫生活サイドとなります。

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