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川に着くと、猫たちを降ろす。
猫たちは、思い思いの場所でくんくんと匂いを嗅ぐ。
くんくんタイムだ。
新しい場所につくとこれをする。
好奇心が旺盛な動物なんだろう。すぐに冒険を始めるのだ。
僕のところに戻ってきて、僕の身体に登らないのは不安だとかそういうことじゃないんだろう。
特に猫の中でも、こいつらは物怖じしないほうなのかもしれない。
もうチョウチョを追いかけているトラ。
ブチは川のヘリで、川面に映る自分を見て、大きな目をパチパチしている。
川の中を覗いてみると、透明な水の中に魚が泳いでいる。
水の中のものは猫たちに期待できない。
また、釣り道具は作るとして、今日は手づかみだ。
動物に劣らず、こっちの魚はでかくなるみたいだ。
フナがコイくらいある。
その中でも、アユやマスを中心に10匹くらい取る。
猫体術で上がった身体能力で、手づかみでもなんとかなる。
でも、釣り道具は作ろう。
たまには、猫と一緒にここにきてゆっくり釣りをするのもいい。
彼女なんかと一緒だともっといいかも…
最後にオオウナギと戦う。
トラたちは僕が岸にあげたフナとかを食べている。
やっぱ、猫は魚が好き説が正しいと思う。
『猫体術初級 が LV8になった』
ウナギとの格闘で体術のレベルがあがる。
短剣をうなぎのあたまに突き刺す。止めだ。
頭の中にレベルがあがるファンファーレ。
『ウスイアヤトはLV7に上がった。
HPが11上がった。
MPが5上がった』
僕はオオウナギを岸にあげ、身体をふく。
こんなものでいいだろう。
僕は猫料理のスキルを使って、魚の血抜きをし、猫袋にしまう。
その時、猫たちの様子が変わる。
ひとつの方向を見て、姿勢を低くしている。
尻尾を膨らませて、いつでも飛び出せる姿勢に。
エマージェンシーポーズだ。
ぼくが猫たちの見る方向を見ると、大きな熊がこっちに走ってくるのが見えた。




