表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
猫にひかれて異世界生活  作者: PYON48
第一部 猫に引かれて異世界へ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

33/939

29

 やばいっ。そう思った瞬間、トラが横からネズミに飛びつく。

 猫は、待ち伏せて飛びつくのが得意だ。

 決して追いかけっこが得意なんじゃない。

 どちらかというと自分の体より大きいこっちの世界の野ねずみを一撃で仕留める。

 いや、仕留めてない。

 猫特有のあれだ。

 獲物をみせにくるってやつ。

 ブチも一匹咥えて引きずってくる。


「アヤト、止めをさして」

 えっ?

「だから、アヤトのレベルを上げるの。

 止めさしたら、経験値が入るから」

 ブチとトラがそう言って、瀕死のネズミを僕の前に並べる。

 もしかして、猫が獲物を持ってくるのって、こういう意味???

 ぼくらにレベルあげをさせてくれてるの???

 そんなわけないか。


 トラたちの言うように、剣を抜いてネズミたちの首筋を切る。

 なかなかの切れ味だ。

 ネズミたちは息絶える。


 頭の中でファンファーレが鳴る。

『ウスイアヤトはLV2に上がった。

 HPが5上がった。

 MPが3上がった』

『ウスイアヤトはLV3に上がった。

 HPが7上がった。

 MPが5上がった』

『ウスイアヤトはLV4に上がった。

 HPが10上がった。

 MPが7上がった』


『猫体術初級 が LV4になった』

『猫体術初級 が LV5になった』


 レベルが3上がった。

 もしかして、今のネズミって案外強い敵だったのかも…

 チートレベルの猫たちだから簡単に倒せたけど…

 昨日の大鷹みたいに、やばいやつなのかも。


 ウィンドを開くと

 笛吹史人 LV4 

 JOB 猫の世話係

 HP32/MP20 SKILL 

    猫体術初級 LV5

    猫魔法初級 LV6

    猫料理初級 LV12

    猫袋初級 LV11

    猫医者初級 LV1

    なでなで初級 LV7


 これで、一撃で死んじゃうっていうのはなくなった。


 レベルが上がると、身体が軽くなるみたいな感じもする。

 エネルギーが充実してくるっていうか、そんな感じだ。

 

 本当に僕は猫たちに守られている。

 向こうの世界でも、ぼくが猫たちを飼っているつもりだったけど、案外今と変わらないのかもしれない。

 猫たちは、ぼくたちを見守ってくれてるんだ。

 そんな感じもする。


 ぼくがトラたちを見ると、猫たちはよろこんでつぎのネズミを追いかけていた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ