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猫にひかれて異世界生活  作者: PYON48
第一部 猫に引かれて異世界へ

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幕間04 鉄壁のガーレン

 おれは鉄壁のガーレン。

 龍の旅団の重装兵士であり、シリュウのタンカーでもある。

 シリュウとは冒険者であったときからの縁だ。


「よお、いい体してるな。

 それにいい顔をしている…

 あっ、別にイケメンってわけじゃないぜ。

 漢の顔ってことだ…

 よければ、俺のパーティに入んないか。

 っていっても、まだ俺一人だけなんだけどよ」


 でくのぼうと呼ばれていた俺を、シリュウは誘ってくれた。


 たしかに当時から、俺は身体は大きかった…

 でも、気が弱くて本当の戦闘になると引けてしまう。

 たしかにシリュウっていうのは、このところ力をつけている冒険者らしい。

 ソロで遺跡迷宮の地下5階まで攻略したって話だ。

 誘えば、いくらでもメンバーは集まるだろう。


 それに対し俺は…

 チキンハート、でくのぼうなんてあだ名を付けられて、くすぶっている。


「俺でいいのか?」

 おれがシリュウに言った言葉はそれだった。


「おまえじゃなくてはダメなんだよ。

 おれのパーティはだれでもいいってわけじゃないんだ。

 おれたちで、世界一のパーティになるんだよ」

 シリュウはそう言って白い歯を見せた。


「よろしくたのむ」

 おれは、こいつのためになら死ねると思った。


 それからだ、おれのタンカーとしての力が開花したのは…

 

 攻撃はシリュウに任せればいい。

 あくまでおれは壁だ…壁になろう…それに集中した。

 それ以来、おれを一歩でも下がらせた敵はいない。

 その結果、鉄壁のガーレンなんて2つ名の冒険者となった。


 俺たちは世界一のパーティとなったんだ…


 そして、シリュウは次を目指す。


 おれの命はシリュウにあずけたんだ。

 最後まで、お前の敵を防いでやる。


 おれは2頭立ての戦車を操り、シリュウの後に続いた。



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