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猫にひかれて異世界生活  作者: PYON48
第一部 猫に引かれて異世界へ

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 魔法はニャーニャに学ぶこととした。

 ミケの魔法は、レベルが高すぎて参考にもならない。

 「サンニャー」(サンダー)、回復魔法を見せてもらって覚える。

 手当たりしだいに使ってみたいが、MPが少ないから使えない…

 でも、猫魔法初級はLV6になっていた。

 剣術と違って、毎日練習すればなんとかなりそうだ。

 僕の適正は魔法使いか僧侶なんだろう。

 勇者とか戦士とかいうのじゃないと思ってたけど、そのとおりだった。

 ニャーニャくらいに戦えるようになればいいだろう。


 その後、朝ごはんを作る。


 なぜか、猫たちはみんな人間形態になっている。

 食堂は幼稚園の様相。

 クロに聞いてみると、この身体なら人間の食べるものが食べられるとのこと…

 人間と同じで好き嫌いはあるらしいけど…


 昨日作ったパンを大量に焼く…

 

 焼きたてパンと卵と野菜で簡単なサンドイッチみたいなのを作る…

 猫たちは先を争って、食べ物に群がる…

 ここは猫の習性…

 顔をお皿につけたり、マナーのところまで人間の真似ができないみたい。


 ニャーニャとシャールも猫たちの食事を手伝ってくれる。


 とにかくブチとトラの行儀が悪い。

 人間の姿となっても、テーブルの上に上り、犬食いならぬ猫食いしている。

 シャールとニャーニャが膝の上に乗せてスプーンの使い方を教える。

 2匹とも耳をピクピクさせてまんざらでもない様子。


 クロとシロは教えなくても、行儀よく食べている。

 ミケとキジは女の子だけに、食べ方も大人しい…


 ぼくの作ったオムレツやカエルのハムも気に入ったみたいだ。

 猫たちがおいしそうに食べてくれると嬉しい。


 シャールも食いしん坊キャラだけに、猫の面倒を見ながらもぼくの料理を楽しんでいる。


 今日はシャールはお城まで行って、王様や法皇さまに猫のことを話してくるらしい。

 お城や町はここから徒歩30分くらいのところにあるらしいけど…

 今日はついていくのはやめとこう。

 王様に会うのはこの世界をもっと知ってから…


 今日は、狩りをするつもり…

 とりあえず、自立しなくては…

 それとぼくの前にここに来た神官は殺されたらしい…

 すこしでも、レベルを上げておかないと…

 

 朝食の片付けが終わったら、武器を作ろう…

 たしか。外の納屋に壊れた武器があったはず、あれを猫袋で直そう…

 

 ごはんが終わるとトラとブチがぼくのまわりをうろつく…

 

 どうやら連れて行って欲しいらしい…

 まあ、今日は2匹の相手をするか…


 ぼくは納屋のほうに歩いていく。

 その後ろを猫に戻ったトラとブチが尻尾を立ててついてくるのだった。

 

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