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屋敷の裏まで歩いていく。
得意そうに、ぼくたちを先導するミケ…
屋敷の後ろには、湖がある。
その辺にぼくたちはつく。
「じゃあ、ニャーニャ。
魔法を見せるにゃあ」
小さくあくびをするミケ…
猫のあくびは退屈じゃなくて、これから集中するという意味。
「はい」
杖を構えるニャーニャ。
こっちは緊張している。
ニャニャーの前で魔法を見せるのだから。
「ファイニャー」
詠唱する…
ファイアーじゃないの?
火の球じゃなくて、火のレーザービームが湖にむかって飛ぶ…
すごい威力だ。
「ウオーニャー」
そう唱えると、今度は水のレーザービーム…
これも、かなりの威力がありそう…
「まだまだだにゃ」
ミケは顔を左右に振る…
「ファイニャー」
ミケは杖を使わず、指先を軽く振る…
そのとたん、大きな火の玉が目の前に現れる…
そして、それが湖を超えて飛んでいく…
あぜんとするぼくたち…
その目の前で遠くの山の方まで飛んでいき爆発する。
当然、山の形が変わる…
「これが、初級魔法のファイニャーだにゃ。
少ない魔力で何発も打てるから重宝するにゃ」
コクコクと首を縦に振るニャーニャ。
いや、上級魔法だろ。
ゲームでいえば、最後の魔王に使うやつだ。
「じゃあ、アヤトもやってみるにゃ」
ぼくはウィンドを開く。
魔法の欄に「バリア」「アナライズ」の他に「ファイア」「ウォーター」が増えている。
たぶん、一度見せてもらった魔法は覚えるのかも…
「バリア」「アナライズ」は必要に迫られてだったけど、なにか魔法習得の条件があるんだろう…
「ファイア」を選ぶ…
僕の指から、ゴルフボールくらいの火の玉が飛ぶ。
火の玉はすぐに力尽きて湖に落ちる。
『猫魔法初級 が LV5になった』
「最初はそんなもんだにゃ。日々精進するにゃ」
偉そうにミケが言う。
「じゃあ、つぎはウォーニャーだにゃ。
これも、初級魔法だから良く使うにゃ」
ミケが指を立てる…
さっきのが山を崩したから…・
やばい…
「やめろぉぉぉぉぉぉ!」
ぼくは、魔法を打とうとしたミケを抱きとめて、魔法を阻止するのだった。




