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猫にひかれて異世界生活  作者: PYON48
第一部 猫に引かれて異世界へ

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 屋敷の裏まで歩いていく。

 得意そうに、ぼくたちを先導するミケ…

 屋敷の後ろには、湖がある。

 その辺にぼくたちはつく。


「じゃあ、ニャーニャ。

 魔法を見せるにゃあ」

 小さくあくびをするミケ…

 猫のあくびは退屈じゃなくて、これから集中するという意味。

 

「はい」

 杖を構えるニャーニャ。

 こっちは緊張している。

 ニャニャーの前で魔法を見せるのだから。

「ファイニャー」

 詠唱する…

 ファイアーじゃないの?


 火の球じゃなくて、火のレーザービームが湖にむかって飛ぶ…

 すごい威力だ。


「ウオーニャー」

 そう唱えると、今度は水のレーザービーム…

 これも、かなりの威力がありそう…


「まだまだだにゃ」

 ミケは顔を左右に振る…


「ファイニャー」

 ミケは杖を使わず、指先を軽く振る…

 そのとたん、大きな火の玉が目の前に現れる…

 そして、それが湖を超えて飛んでいく…

 あぜんとするぼくたち…

 その目の前で遠くの山の方まで飛んでいき爆発する。

 当然、山の形が変わる…


「これが、初級魔法のファイニャーだにゃ。

 少ない魔力で何発も打てるから重宝するにゃ」


 コクコクと首を縦に振るニャーニャ。

 

 いや、上級魔法だろ。

 ゲームでいえば、最後の魔王に使うやつだ。


「じゃあ、アヤトもやってみるにゃ」


 ぼくはウィンドを開く。

 魔法の欄に「バリア」「アナライズ」の他に「ファイア」「ウォーター」が増えている。

 たぶん、一度見せてもらった魔法は覚えるのかも…

 「バリア」「アナライズ」は必要に迫られてだったけど、なにか魔法習得の条件があるんだろう…


「ファイア」を選ぶ…


 僕の指から、ゴルフボールくらいの火の玉が飛ぶ。 

 火の玉はすぐに力尽きて湖に落ちる。


『猫魔法初級 が LV5になった』


「最初はそんなもんだにゃ。日々精進するにゃ」

 偉そうにミケが言う。

「じゃあ、つぎはウォーニャーだにゃ。

 これも、初級魔法だから良く使うにゃ」

 ミケが指を立てる…


 さっきのが山を崩したから…・

 やばい…

「やめろぉぉぉぉぉぉ!」

 ぼくは、魔法を打とうとしたミケを抱きとめて、魔法を阻止するのだった。


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