16
教会の後ろは、屋敷になっていた。
昔、この国を救ったニャニャーと神官が暮らしていたところらしい。
いつ猫と神官が現れても良いように手入れされているらしい。
それが巫女たちの重要な仕事の一つ。
猫と神官が現れたら、それにお仕えするようにといろいろな決め事があるみたい。
お供えを絶やさないとか。
でも、お供えといってもフルーツとか、猫が食べられないものもある。
それから、巫女や騎士たちにとってニャニャーさまにお仕えできるのが光栄なことらしい。
なにせ、ニャニャーが前に現れたのが、200年ほど前とのことで、それ以来ニャニャーに仕えた巫女はいない。
この神殿の巫女をしているということで、ニャーニャはこの国のエリート巫女ってことらしい。
ただの幼女じゃないってことだ。
屋敷は自由に使ってくださいとのことで、猫たちと暮らせるようにする。
クロが教えてくれたけど、猫袋っていうのは、ただの袋じゃないらしい。
レベルが上がると、材料をいれるだけで、製品を作ってくれる機能があるのだ。
本当に、便利な袋だ。ゴミスキルなんて言ってごめん。
まわりは林になっているし、燃料は薪みたいだから木は豊富にある。
木を袋に入れて、木箱を作る。
そう、猫のトイレだ。
『猫袋初級 が LV5になった』
『猫袋初級 が LV6になった』
『猫袋初級 が LV7になった』
一気にあがるレベル…
そして、袋からを取り出すと、ちょうどいい大きさのトイレとなる。
想像力が試されるみたいだ。
それから、土を入れて砂に変える。
『猫袋初級 が LV8になった』
『猫袋初級 が LV9になった』
『猫袋初級 が LV10になった』
猫料理と猫袋、生産系のスキルばかり上がっていく。
まあ、僕は戦闘とか無理っぽいし、これでいいのかな。
ベットも整えて、なんとか住めるようになった。
掃除とかも普段やってくれているので、すこしで良かった。
しばらくはお言葉に甘えよう。
僕だけなら、なんとかするけど…
猫たちがいるんだから…
異世界に来ちゃったけど、こいつらには幸せになって欲しい。
いつのまにか、猫たちも部屋に来ていて、部屋の中を探検している…
床にゴロゴロと転がって匂いをつけたり…
なぜか部屋にあるキャットウォークを歩いたり…
ベットの上に乗って丸まったり…
トラとブチの追いかけっことか…
僕の頭の上に乗ってくる白いの…
黒いのは膝の上に乗ってぼくを見上げる…
僕は膝の上のクロの頭を撫でる…
『なでなで が LV3になった』
またゴミスキルのレベルが上がった…




