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猫にひかれて異世界生活  作者: PYON48
第一部 猫に引かれて異世界へ

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17

 晩ご飯も終わって、部屋で猫たちとくつろぐ…


 巫女たちも世話をしようとするが、断って猫たちと一緒に過ごす。

 頭の中の整理をするため…

 それと、猫たちとゆっくり話をするため…


 トラはあてにならないが、クロやシロにいろいろ聞いてみたい…


 トラは膝の上に乗って撫でられているだけ…


『なでなで が LV4になった』

 まあ、どうでもいいや…


「クロ、この世界のこと知ってたの?」


「ううん、別に…」


「異世界に行くだけの魔法よ。

 転送先は選べないわ…」

 シロが横から口を挟む…


 猫たちの声は、テレパシーのように直接頭の中に語りかけてくる…

 猫の口ではニャーニャー言う事しかできないらしい…

 でも、猫と意思疎通できるのはありがたい…


「そうなんだ。

 君たちが神様の国…そこを狙ったわけじゃないんだ」


「でも、わたしたちが望んだ限り、わたしたちにいい未来になるの。

 わたしたちは猫だから…ね…クロ」


「うん、まあ…悪くない世界かもしれないね…

 でも、この神殿を探検して、いろいろわかったことがあるんだ」


「僕も、この世界について思う事がある」

 僕もクロに疑問をぶつけるつもり…

 そう、彼らと話するとこの世界のことがわかるんじゃないか…

 そして、ここで生きていく方法もわかるんじゃないか…


「なに?アヤト」


「昔にここに現れたニャニャーって、ぼくたちと同じ世界から移転してきたんじゃないかな。

 それも、僕と同じ日本人…

 同じ人間だって言っても、文化が似すぎているんじゃないかなって思うんだ…

 たとえば、食文化…調味料…僕たちの世界のものが、だいたい揃ってるんだ」


「そうかもしれないね。

 ぼくも、神殿の中の壁画とか見て回ったんだ」

 クロがベットの上に箱すわりをして僕を見上げる…

「いろいろ考えたんだけど、ニャニャーというのはぼくたち猫…

 猫と神官がこの世界に現れて、この国を救ったっていうのは事実みたいだね。

 いきなり現れたみたいだから、転生っていうのもありえるかもね」


 その時、トラが気持ちよさそうにミニャーと一声鳴いた…

『なでなで が LV5になった』


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