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猫にひかれて異世界生活  作者: PYON48
第一部 猫に引かれて異世界へ

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「ニャニャーさま、大変失礼いたしました」

 巫女が立ち上がる。

「でも、神官さま、ニャニャーさまには何を用意すればいいのでしょう。

 果物でしょうか?」


 僕は猫の言葉を伝える神官って思われているみたいだ。


「猫は、やっぱり肉だから…」

 さっき袋にいれた鳥とかがいいかな。

 本で読んだけど、野菜とかは毒になるのも多いみたいだし…

「僕が用意します。

 キッチンを貸して貰えます?」


「はい、こちらです」

 巫女はぼくをキッチンに案内してくれる…


 その後ろをトラがついてくる…


「鳥さんがいいな。鳥さんがいいな」

 嬉しそうに尻尾をピンと立てている。

 こいつは食いしん坊だから、ごはん時になると僕のまわりをうろつく…


 キッチンで猫袋の中から、先ほどの鳥を取り出す…

 さーてと…

 鳥なんかさばいたことないし…


「これって大鷹ですよね…」

 巫女が目を丸くして鷹をみる…

「そうだな…大鷹だ。しかしこの大きさは…まさか…街道に出現する災厄ではないのか?」

 騎士も鷹を確かめる…


「大きいんですか?」

 たしかにこんな人間をさらえそうな鷹っていうのは、ぼくらの世界にはいないんだろうけど…


「たぶん…。

 騎士団に討伐依頼がでていたモンスターだ…」


 なんかぼくの頭の中に鳥をさばく手順が浮かびあがる…

 これが猫料理のスキルか…


『猫料理初級 が LV2になった』

『猫料理初級 が LV3になった』

 なんかすぐにレベルがあがる…

 ゴミスキルだからだろうか…


 鳥の首を切って、血抜きをする…


 猫袋の中では、新鮮さは保たれるみたいだ…


『猫袋初級 が LV4になった』

 出しただけで、レベルがあがるゴミスキル…


 ぼくはだれに教えられたわけでもないのに、血抜きの終わった鳥の羽毛を取り、包丁で切り分け始めた…

 もも肉、胸肉、レバー、砂肝とかに切り分けている間に、猫料理のスキルがうるさいくらいにあがり、レベルはすでに10となっていた。


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