13
胸肉を茹でて、細かくちぎる…
トラは、もうキッチンにのぼってつまみ食いをしている…
「とりさん、おいしいねっ♪」
レバーも猫にはいいかな…
かまどに網を乗せてレバーを焼く…
料理は、まあ普通くらいって腕だけど…
つぎつぎとレシピが浮かび上がる…
脳内、クックパットって感じだ…
そのとおりに料理をするとうまくいく…
それから、猫料理だけでなく…
人間の調理のレシピも上がってくる…
脳内で猫のレシピには、猫のアイコン…人のレシピには人のアイコンがつく…
これもレベルアップの効果か…
猫料理の片手間に自分の分も作る…
もちろん、ついでに巫女たちの分も…
『猫料理初級 が LV11になった』
まだあがるのかゴミスキル…
とりあえず、フライドチキン…
調味料も前の世界とだいだい同じものが揃っている…
スキルが使うべき調味料を教えてくれる…
なぜかコーンスターチや小麦粉とか醤油があるのも嬉しい…
調味料はだいたいぼくたちの世界と同じなんだ…
油の温度も見ただけでわかるし、このスキルってすごいのかもしれない…
料理関係の仕事ならすぐにつけるかも…
まあ、落ち着いたら職探しでもしよう…
小さなお店を開いて、猫たちと過ごすのも良いかもしれない…
そして、女騎士さんや巫女さんレベルの嫁なんかもらって…
まあ、そこのところは現実味はないが…
しかたない、モテスキルは取得していないようだし、前の世界の僕と同じか…
女性と会話一つできないのは同じだ。
小麦粉をこねてパンの下ごしらえもしておく…
基本的な食材は揃っているみたい…
まずは猫たちの餌を用意する…
猫用のエサ入れみたいなのに焼レバーと胸肉を盛って床に置く…
その餌皿に集まる6匹の猫たち…
水も用意して完了…
「ではわたしたちも、食事にしましょうか?」
ぼくはテーブルの上に唐揚げやサラダを並べ始めた。
『猫料理初級 が LV12になった』
スキルのあがる音が脳内に響いた…




