ボス
挿絵はまたいずれ。
[性別]男
[年齢]六四歳
[身長]一八一センチメートル
[人種]ヘレティック(発現型不明)
[旧国籍]不明
[所属]組織(仮名ネイムレス)、総司令部
[コードネーム]不明
[初登場]第一章【記憶の放浪者 -Memories Wanderer-】
[人物]組織の総督。
“裏世界の警察機関”を自称する名もなき組織の、事実上最高責任者。何代目、またボスへ昇進した経緯は未だ明かされていない。
ロマンスグレーのオールバックが特徴的な、痩せ型の初老の男。憮然としたまま決して崩れない怜悧な顔つきは、エリ・シーグル・アタミをはじめとした部下達から“鉄仮面” と揶揄されている。
頭脳派で、策を巡らせることに長けており、秘書官のメルセデスの力も借りることで、裏世界を掌握して表世界の安全を守ってきた。しかし突如組織の秘匿回線に割り込んできた謎の情報屋バーグとの邂逅で、その盤石だったはずの地位を脅かされることになった。
バーグに関してははじめから警戒しつつも、得意の“鉄仮面”で応対し、良好な関係を築くフリを続けていた。度重なる情報の売買を経て、バーグの現在地を割り出し捕縛することが目的であったが、結局は逆に罠に嵌められてしまった。バーグの直接の捕縛に向かった第二二実行部隊と、更新履歴のあるマリアナ本部基地という二つの大きな損失が、部下からの多大な顰蹙を買うことになってしまった。
これにより、互いに全幅の信頼を寄せていた酒顛ドウジには、“行動が表世界や人類のためにならないならば殺す”という辛い言葉を言わせてしまっており、酒顛に限っては許すと答えている。
メルセデスとは運命共同体のような密接な関係であるらしいが、恋人というわけではないらしい。〈オペレーション:エンジェル・ヴォイス〉においては、バーグの情報から拉致した早河誠の正体を暴く際、大役を担ったメルセデスを深く気遣っている。
亡き英雄・雪町セイギを今なお敬慕している者の一人で、彼が愛用していた武器〈エッジレス〉を人知れず大切に保管していた。
時期、詳細ともに本編では明かされていないが、過去に累差絶によって暗殺されそうになったことがある。清芽ミノルによって阻止され、九死に一生を得ている。絶には本部への自発的な寄港を禁じている。
誠にはセイギの背中を見出しており、第四章では“世界のため”に恐れながらも戦場に向かう彼に心を動かされている。
センス《ライト・ライド》の発動に耐えうるために、自身の身体を半分ほどサイボーグ化している。無表情はその副作用とされているが、冷静に状況分析するためあえてそうしている節もある。しかし時折表情を崩すこともあり、また次第に人間的な喜怒哀楽の感情を他者に見せる機会が増えてきている。
[センス]ライト・ライド
稀なセンス。体内を経由した電流や電波に自身の意識を乗せ、空間把握を広げることができる。主に通信中に利用され、通信相手の現在地はもちろん、相手の容姿や周囲の状況まで脳裏に描くことができる。
ボスは通信ケーブルを腕に刺すことでそれを可能としており、感電しないために身体の半分をサイボーク化している。
《千里眼》よりも限定的で、リスクも高いが、より確実に通話相手の所在を突き止めることができる。
[武器]なし




