メルセデス
挿絵はまたいずれ。
[性別]女
[年齢]四二歳
[身長]一七二センチメートル
[人種]ヘレティック(発現型不明)
[旧国籍]不明
[所属]組織(仮名ネイムレス)、総司令部
[コードネーム]不明
[初登場]第一章【記憶の放浪者 -Memories Wanderer-】
[人物]ボスの秘書官。
ボス付きの秘書官であり、作戦部参謀長官でもある淑女。
切れ長な目とすっきりとした顔立ち、きっちりとしたスーツを着こなし、インテリ眼鏡をかけているなど、いかにもな外見。口調は極めて慇懃であるが、その発言には棘と優しさが見え隠れする。
ボスや組織の理念に忠誠を誓っており、ボスの最大の理解者である。一蓮托生といった関係であるようだが、その詳細は未だ明らかにされていない。
一一年前、エリ・シーグル・アタミが酒顛ドウジらに保護された際は、自ら母親となることを望み、彼女と同棲するようになった。しかし彼女が清芽ミノルの剣術や実行部隊へ興味を抱くと、子供を危険な場所へ送り出せないという当然の親心から彼女の主張に猛反対した。これをきっかけに彼女との関係は悪化の一途を辿り、彼女が酒顛に泣きつくと、彼とも軋轢を生じさせることになった。
酒顛とは二三年前にもぶつかっている。彼が産まれたばかりの雪町ケンを育てると無理難題を宣言した際である。そこにどのような意図があったかは不明だが、メルセデスは彼の主張を認めないの一点張りだった。
バーグの情報から拉致した少年――早河誠とは、当初距離をとって監視をしていた。彼がバーグによって送り込まれた暗殺者の疑いがあったからだ。〈オペレーション:エンジェル・ヴォイス〉の最終段階、自身への負担が大きいセンス《メモリー・ハック》を彼に使用することで、彼の無実を自ら証明すると、あどけなく弱々しい彼を愛玩動物のように強く抱きしめて離さなかった。その変わり身の速さから、「気持ち悪い」とエリから侮蔑された。
作戦立案能力が極めて高く、常時いくつもの実行部隊や諜報部隊に作戦を命じている。
[センス]メモリー・ハック
対象一人の記憶や思考を覗き見ることができる、極めて稀なセンス。
自身から流れ出る体液――とりわけ血液――を対象の体内に流し込み、かつ粘膜との接触がある状況で発動できる。メルセデスは指の腹を切って血を出すと、その指を対象に舐めさせることで発動している。
このセンスの前ではいかなる嘘も無意味となる。しかし対象の記憶や思考の一切を脳へダウンロードするため、メルセデス本人への負担も非常に大きく、清芽からは使用は年に一回以下とドクターストップをかけられている。
本人も使用には決死の覚悟を挑んでおり、誠へ使う際は、誠への疑念から二重の心的ストレスを抱えることとなった。
[武器]なし




