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カツラ勇者の冒険譚〜ズレているのは誰か〜  作者: 山田りく


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5/6

5話 魔王との激闘


魔王『 Yo 勇者、まず見ろよその頭のズレ

信念語る前に現実見とけって

装備ガタガタ、話もズレてる

そのまま来るとかマジで狂ってる』


勇者「我が信念は一切ブレない定義

世界の平和、それが俺の正義

ズレているのは世界の方だ

魔王、お前をここで断つのが答だ」


『いや待て待て話を聞けってマジで

ズレてるのは物理の話なんだって

思想じゃねぇよ、そこじゃねぇよ

お前の装備の位置が問題だよ』


「言葉は不要、惑わされはしない

真実を見る目、曇りはしない

行くぞ魔王よ、この刃にて

世界の歪みを今ここで断て」


『 ……いやマジで話通じねぇ

お前の“それ”は本気だってことか

……なら俺も逃げねぇ、来い勇者』


勇者: いざ!


魔王: いざ!


(撃破)


「……見事だ、魔王よ

その戦い、最後まで一切の迷いがなかった

世界の歪みを前にしてもなお

己の理を貫いたその姿、称えよう


お前は強敵だった

ゆえに我も全力で応えた

それだけのことだ


魔王よ

お前との戦いは無駄ではない

世界はまた一つ、前へ進む

ゆえに――我は行く


この世界の平和のために

いざ、凱旋だ」

認識衝突

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