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突撃!オニの戦車(`・ω・´)ゞヒノヤマノボレ  作者: つばき☆テルゾー
第4章 決意の咆哮は、勇ましく
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君と一緒にオニの戦車

ここはゴンゾさんの家の前

消防隊長「それでは、われわれはこれで」

裕子「ここまで、ありがとうございました。」

消防車は、消防署に帰っていった。

自分の車にガソリンを入れて、オニAIからのメールを確認した。

振り返って、みんなに言う。

裕子「それじゃあみんな、これでお別れね。」

ひろき「イヤや!」ひろき君は、裕子に走り寄りTシャツにしがみつき、うつ向いて腕で涙をぬぐう。

分かれの次は、暴力親父と対峙することになるだろう。

暴力親父が怖いという事もあるだろうがそれ以上に、裕子との分かれは辛かった。

ひろき君にとっては、暴力親父から一時的に離してくれた恩人であり・・・

初恋の人

ひろき君は裕子から守ってもらいながら、自分が大きくなったら今度は、一生裕子を守り続けたいと思うほどだった。

この2日間楽しかった。

本当に楽しかった。

そんな裕子が分かれを告げている。


裕子は、そんなひろき君の頭を優しくなでる。

また暴力と怒号の辛い日々が、彼を襲う。

そんな涙を流すひろき君を見て、決心が固まる。

裕子「あの暴力親父の元には、絶対に戻さない。」小さくつぶやく

こちらには、オニが撮影した証拠がある。

ひろき「そうやないんや。」

その言葉に、裕子は思いが嚙み合っていない事に気づいて、裕子はしゃがんで、ひろき君と抱き合い、しばらくそうしていた。

裕子(なんだ、子供だから分かれが辛いんだ。)

自分も小学生の頃、夏の間一緒に過ごしたイトコ達と、分かれる間際泣いてしまったことを思い出す。

そのまま、ひろき君が泣き止むまで抱き合っていた。


そんな最中、後ろから声がかけられた。

銀平「ひろき、ひなみ、てっぺい無事か?」

てっぺい「親父!先にさっさと村まで降りて、ズルいぜ!」

銀平「ズルくねえよ。お前ら戦車に乗ってたろうが!こっちは軽トラックやぞ!あそこにいたら死んでまうわい。」

裕子にしがみ付いて、涙を流すひろき君を見て言う。

銀平「それから、ひろき!お前俺の子供になれ。あの親父からは、守ってやる。」

その言葉に裕子は、ひろき君の味方がいた事に気づいてスマホを取り出す。

裕子「あの!これ見てください。」

スマホの画面を銀平に見せた。

オニが撮影した、ひろき君に暴力を振るっているダイジェスト版の動画が流れている。

銀平は裕子からスマホを受け取り、流れている動画を見た。

銀平「これは、良いものがあったな。」

ニヤリと口角が上がる。

銀平「この動画、俺にもくれや。」

裕子の前にスマホを差し出す。

裕子「これで、助けてあげてください。」と、言うと動画のリンクを銀平のスマホに送った。

銀平「まかせとけ!」強い意志を乗せて言った。

銀平は、おじいちゃんとおばあちゃんを軽トラックに載せる。

銀平「避難所見てくるからお前らは、しばらくゴンゾさんの家にでも非難しとけ。」

さっさと銀平は行ってしまう。

ゴンゾさんの家は、誰もおらず鍵も開いていない。


裕子は、とっとと帰るつもりだったが、子供達を道に放置して帰るわけにもいかない。

ひろき君と裕子は、もう何時間話をしただろうか。

ひろき君にとっては、永遠であってほしい時間

2~3時間ただただ、話し合った。


鈴竹達も放置して帰れなくなり待たされる事になった。

小田「あの男の子、裕子ちゃんにベタボレみたいね。」

鈴竹「多感な時期ですからね。」

尾高「初恋か・・なんだか、すがすがしいですね。」

鈴竹「私も今初恋気分です。」

尾高と鈴竹は、見つめ合った。

小田は にげだした。


やがて、銀平が帰ってくる。

ひろき「また来年の夏また会えたらいいな。」

裕子「また来るよ。ひろき君また会おうね。」

ひろき君は、涙をこらえて笑顔で手を振り分かれを告げていた。


時は流れ、ほとぼりが冷めた頃、裕子は人命救助で表彰される事となった。

ひろき君の家をつぶしたり、警察官に反抗、その他器物破損の罪を裕子は問われるが、戦車を操作していたのは、オニAIであり裕子がオニの言動を止めていた事を警察に説明して、現場の警察官と証言が一致したが処分保留となった。

オニAIと、おぼしき物が見つかるまで、事態を把握しきれないとの事

オニ車は自衛隊が回収して最初の基地でボルト1本まで分解されていた。

そして、オニ車の中からコードがいくつも繋がり鉛板で囲まれた、耐火金庫が見つかる。

そこに呼ばれる裕子


鉛板の溶接を切り開き、気密性の高い耐火金庫を開くと中は、市販の自作パソコンのパーツが完全な状態で停止していた。

市販と言ってもサーバー用のかなりゴツいやつだ。

それに、ケーブルを差し込みモニターや周辺機器を付けて、作動させてみた。

オニAIが稼働して画面が映る。

裕子はマイクに向かって話しかける。

裕子「お帰り」

(´×ω×`)「死ぬかと思った!」


お・し・ま・い


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