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突撃!オニの戦車(`・ω・´)ゞヒノヤマノボレ  作者: つばき☆テルゾー
第4章 決意の咆哮は、勇ましく
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原隊復帰の夜

時はさかのぼり、裕子がオニ車を見つけた初日の夜

裕子は、ゴンゾさん家の電話を借りて、自衛隊駐屯地の中の独身寮に電話をかけた。

裕子「本日付けで、原隊復帰予定だった古賀裕子3等陸曹ですが、本日中の原隊復帰は困難となりまして」

小田「小田だけど、裕子ちゃん帰れないの?」

裕子は仲の良い同僚の声を聞いて、いっきに緊張が解けた。

裕子「なっちゃん、お久しぶり今日当直だったんだ。」

小田「おひさ、陸曹教育隊、無事に卒業できたんだって。」


※自衛隊に入隊すると、2等陸士という階級が与えられ、教育隊という所で、新兵の教育訓練がされる。

2等陸士→1等陸士→陸士長と階級が上がり、昇進試験に合格すると3等陸曹という階級が与えられ、陸曹教育隊でまた教育訓練を送ることになる。


裕子「その陸曹教育隊から、駐屯地に帰る途中でガス欠しちゃったんだけど、林道の脇で旧日本軍の秘密基地見つけちゃったんだ。その中で実弾とAI積んだ戦車が動いてたの。」

小田「は?いやいや、ガス欠まで話は、分かったよ。その後の話が、あさっての方向に飛んで行ったんだけど」

裕子「無理もないと思う。私だって大混乱なんだから」

小田「それで?」

懇切丁寧こんせつていねいに、オニAI戦車について説明をはじめた。

小田「えっと、聞いてるだけで治癒熱ちゆねつ出て来そう。」

説明が終わった後の小田夏子は、大混乱していた。

小田「とりあえず。大砲と砲弾積んだ戦車が、AIで勝手に動いてる。だから隊長に報告。それと、ガソリン買って持って行って欲しいのね。」

裕子「そうそう。」

小田「鈴竹隊長に説明しなきゃいけないのか・・・難しいな。」

裕子「ごめんね。お願い。」

小田「鈴竹3尉に説明終わったら、また折り返すから、そちらの電話番号教えて。」

小田は、すばやく電話番号のメモを取り、鈴竹3尉に電話をかけた。

一旦電話を切って、待つ裕子。

なっちゃんは、隊長に上手く説明してくれるだろうか。

裕子「隊長信じてくれるかな。」

2分ほど待っていたら、すぐにまた電話がかかって来た。

かかってくるには、早すぎる。

おそらく電話番号だけ聞いて、何も聞かずに、かけてきたのだろう。

あの短気な隊長ならありうる。

また最初から説明しなければ、ならないのかとため息をついた。

裕子は電話を取る。

隊長「鈴竹3尉だ。事情を聞かせてもらおうか。」

隊長も女性自衛官で30代手前の人だ。

案の定、事情も聞かずに掛けてきた。

裕子は、また懇切丁寧こんせつていねいに、オニAI戦車について説明をはじめた。

鈴竹「えっと・・・分からん。古賀お前は、明日有給休暇を与える。そして私は小田 夏子 陸士長を連れてそちらに向かいに行ってやる。必ず待っているんだぞ。」

裕子「やったー、ありがとうございます。」

鈴竹「やったーじゃない。遅刻はお前が、招いたミスだろ反省しろ!」

裕子「ごめんなさい。」

ガチャン

乱暴に電話を切られてしまった。


次の日、鈴竹は愛車のセダンで、小田 夏子を迎えに行った。

鈴竹は、陸上自衛官の制服を着ていた。

メイクだけは、バッチリキメていた。

小田は休暇なので、私服だった。

薄ピンクのYシャツにジーンズと白いランニングシューズ姿

鈴竹「ほら、小田行くぞ。」

小田「はい、お邪魔します。」

セダンは、駐屯地を出て、ホームセンターに立ち寄り、ガソリン缶とガソリンを買って、山の方へ向かった。

鈴竹「まったく、無駄な出費だ。」

小田「裕子ちゃん、おっちょこちょいだから、使い終わっても車に積んでおけばいいんですよ。」

鈴竹「あいつにガソリンの管理が出来ると思うか?」

小田「えぇっと・・・爆発させるのが落ちだと思います。」

鈴竹「だろ。それに昨日の電話口で、有給もらったら、やったーとか言ってたわ。能天気め。」

裕子は、この時間ゴンゾさん家の家事を手伝っていた頃だった。

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