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突撃!オニの戦車(`・ω・´)ゞヒノヤマノボレ  作者: つばき☆テルゾー
第4章 決意の咆哮は、勇ましく
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絶景のスプリンクラー

オニは落ちてくる岩に砲撃を加えながら、全速後退していた。

繰り返される砲声

耳をつんざく轟音

機体に岩が叩きつけられる時の振動

何より機内の暑さ

真正面から、大規模な火砕流を喰らいながらオニ車が正常に作動していることに感謝していた。

もしも今、オニ車の機関が停止したらと、思うと背筋が凍り付く思いだ。

しかし高温の火山灰が、地震で崩れ落ちてきた後から、大規模な火砕流がなだれ込み、2重に喰らっているので我慢の時間が長い。

一同は両耳を押さえながら、椅子に座って体を丸めていた。

ひろき君もあまりの轟音に目を回していた。

ひろき「こりゃたまらんわ。」

裕子はまだ、潜望鏡を覗いている。

裕子「まだまだ来るよ。気をしっかりね。もう1個来るよ。ゆっくり右に旋回して!」

(`・ω・´)「ラジャーであります。」

裕子「ストップ、ちょっとまってね。・・・・今撃って」

(#`□´)「いけー」

ズドーン

爆音が鳴り響く。

裕子は安堵のため息をつく「これで大きな岩の陰見えなくなったよ。」

額から汗がにじみ出て、顔が汗まみれ

目に入った汗を腕で拭う。

今この時以上に、乾いたタオルが恋しいと感じた事は、無かった。

ひろき君が潜望鏡を覗きたがっていたので、ひろき君の所まで近寄ろうと歩く

裕子「なに?足がヌルヌルする。」

足元を見た時、鉄の床から、煙が立ち上がっていた。

ひろき「うわー靴が!」

靴底のゴムが熱で溶け、床に焦げ付き、足跡を作っていた。

さらに、床の中心から、熱で真っ赤に燃え上がり、徐々に広がってゆく。

みんな一同にその真っ赤な部分を避けて、壁際に追いやられる。

てっぺい「俺たち焼肉になってしまうやんか。」

(`・ω・´)「スプリンクラー散水開始であります。」

スプリンクラーから水が降り注ぐ

ブシュー

水は床に落ち、蒸発して湯気が上がる。

スプリンクラーの水は、容赦なく一同を濡らしていた。

てっぺい「ずぶ濡れや。しかも生ぬるい。」

ひろき「べちょべちょやんけ。」

ひなみ「気持ち悪い。」

おばあちゃん「靴の中にまで水浸しやわ。」

立ったまま靴を脱いで中に入った水を出していた。

おじいちゃん「うっほー絶景じゃ」

裕子のTシャツが濡れて、透けてしまったブラジャーをガン見していた。

裕子「きゃー」

両手で胸を隠す。

おばあちゃん「このエロボケが!」

持っていた靴で、おじいちゃんの後頭部をひっぱたいた。

大リーガー顔負けのフルスイングが炸裂

スパーン

つんのめって壁に激突した。

ひなみ「おじいちゃん死んじゃうよ。」

おばあちゃん「あと3年ぐらい大丈夫だよ。」

てっぺい「痛そう。」

おばあちゃん「こんくらいしないと反省せんでしょ。」

おじいちゃん「良い眺めやったわい。この光景をまぶたに焼き付けてあの世行ってもええわ。」

裕子「まぶたに焼き付けないで!」

おばあちゃん「気持ち悪いわ。」

スパーン

もう一回フルスイングが炸裂した。

おばあちゃんは、靴を履くと自分の腰のあたりから何かを取り外す。

腰痛対策のコルセットを取り外した。

ひろき「それなんや?」

おばあちゃん「これ巻いてると、腰痛が少し楽になるんよ。」

ひろき「ふーん」

それを裕子の胸に巻いてくれた。

おばあちゃん「きつくないかい。」

裕子「はい、大丈夫です。」

おばあちゃん「乾くまでしばらく貸してあげるよ。」

(`・ω・´)「もうそろそろ、火砕流を抜けるであります。」

オニ車は、村の入口のカーブに入り、火砕流の進行方向から離れていった。

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