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突撃!オニの戦車(`・ω・´)ゞヒノヤマノボレ  作者: つばき☆テルゾー
第3章 山に轟けオニの咆哮
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火の山目覚める

一瞬立ち眩みなのかと思ったが、足を救われて地面に倒れこんだ。

本棚がきしむ

本や資料がドカドカ落ちてくる。

怖くて机の下に身を隠し机の脚にしがみついた。

ここでやっと状況に気が付く、裕子「これ地震!」

ひろき君は、オニAI戦車の中で寝ているので、危険はないはず。

揺れがさらに強くなった。

横揺れだけじゃない縦にも揺れるので、机が縦にバウンドしだす。

油断したら、机から離れてしまう。

裕子「ひやー」恐怖で悲鳴をあげる。

机の足にしがみ付くだけで精一杯だった。

そんな時間が、数分続いた。

やがて揺れが落ち着き収まってきた。

揺れがなくなって、周りを注意深く観察する。

机から出たところで、本棚が倒れてきたらたまったものじゃない。

机の下からソロリと出る。

本棚を見上げると完全に固定されており、倒れたりズレたりもしていなかった。

そんな事より、ひろき君が心配

もしもオニ車から出ていたら、被害にあっているかもしれない。

裕子は走って、オニ車に駆け寄る。

裕子「ひろき君大丈夫?」

ひろき「うー」

オニ車の中から、ひろき君のうめき声が聞こえてきた。

オニ車に登って中に入る。

ひろき君は呆気に取られて、ポカーンとしている。

オニAI戦車の内部では、モニターがいろいろなものを映し出して、今の地震の被害を分析している様だった。

(`・ω・´)「軍曹殿おはようございます。酷い地震でありましたな」

裕子「おはよ、そうね。」

ひろき「ねえちゃん。おはよう」

ひろき君も起き上がってきた。

裕子「ケガはない?怖くなかった?」

ひろき「なんとも。ここにおったら、たいがい怖くないわ。姉ちゃんこそ大丈夫か?」

裕子「うん、大丈夫よ。」

ひろき「この基地崩れたりせんのか?」

(`・ω・´)「この基地は、耐震補強してあるので、マグニチュード7まで崩れることはないであります。」

災害を見越して、全て補強済みなのだろう。

(´・ω・`)「定点カメラを見て近くの村を調べてみたら、崩れた家屋もある様であります。」

裕子「ゴンゾさんは?」

(`・ω・´)「ゴンゾ殿の家屋は無事であります。」

ひろき「ひなみは?」

(`・ω・´)「ひなみちゃんなら、吾輩の定点カメラに向かって今手を降っているであります。」

中央の大きなモニターに、ひなみちゃんをアップで映し出した。

手を振ってカメラに向かって、だ・い・じょう・ぶ?と問いかけているようだった。

ひなみちゃんは、初日に来た時に家の近所を写した時の事を覚えてくれてた。

ひろき「ひなみと話しできんのか?」

(´・ω・`)「残念ながらカメラにはマイクもスピーカも付いていないので、眺めるだけであります。」

画面の向こうの、ひなみちゃんは、誰かに呼ばれたらしく、ハッと振り返った。

そして手を降ってバイバイと言って行ってしまった。

ひろき「でも無事で良かったわ。」

裕子「そうね。私ちょっと外の様子見てくる。」

ひろき「俺も」

基地から出ると、空を見上げた。

地上から真っすぐ垂直に伸びて針の様な形をした雲が沢山ある事に気が付いた。

裕子は思い出す。

裕子「地上からガスが噴出すると。こんな雲ができるんだった。そういえば昨日も見たよ。」

(`・ω・´)「これは序章かもしれないであります。もっと巨大な地殻変動があるかもしれないであります。」

裕子「脅かさないでよ。」

(`・ω・´)「吾輩が作られたのは、この災害を予見した博士によって作られたでありますよ。」

(`・ω・´)「今吾輩たちがどこに居るかと言えば、ここは、活火山であります。災害というのは、すなわち噴火でありましょうな。」

その時だった。

ボーン

山の頂上から爆発音がした。

裕子「今の何?」

(`・ω・´)「火山の活性化が始まったでありますかな。」

谷の上の道路では、沢山の車が通過している音が聞こえてきた。

頂上付近の村人たちが非難してきているのだろう。

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