逃亡のオニ
オニ車はその場で停車すると、回転砲塔を回して砲門を警察に向けた。
(`・ω・´)「何でありますかな?」
裕子「コラコラコラ」
そのオニの言動に驚き、裕子はコマンダーキューポラから飛び降り、オニ車の前に立つ
そして、大砲の前に大の字になって、立ちはだかった。
裕子「何やってんのよ!」
パトカーの中から2人の警察官が降りていた。
警察官「とりあえず全員降りてこい。」
(`・ω・´)「断るであります。」
裕子「バカ、バカ、何逆らってんの。」
これは、マズイ
決定的にヤバイ
裕子「逆らったら大変な目に合うんだから、オニは大人しくなさい。」
オニは大砲を2人の警察官へ交互に砲門を向ける。
大砲が方向を変えるたびに、大の字になったまま立ちふさがる。
警察官「これは酷いな。」というと、手を横に伸ばして「ちょっと出してくれ。」
もう一人の警察官が、拡声器を車の中から取り出して手渡す。
警察官「大砲ぶっ放して民家を潰したのはお前か!出てこいと言ったら出てこい。」
拡声器を使って怒鳴りだした。
裕子「あれコンピュータが勝手に操縦しているんです。AIなんです。AI!」
警察官「はあ?そんな事が通じるとでも思っているのか?」
警察官2「なんであんなものが公道走ってるんだ。」
裕子「私にも分かりません!巻き込まれただけよ!」
警察官「とりあえず署に来てもらおうか!」
裕子の腕をつかむと、手錠を取り出した。
ウイーン ガランゴロン ガッチャン
自動装てん装置が音をあげた。
裕子「うわ、バカ何やってんの!みんな伏せて!」
その場でしゃがみ込んで、両耳をふさぎ口を開けた。
ズドーン
爆音が鳴り響いた。
警察官はその場で、ひっくり返ってしまった。
おそらく気絶してしまったのだろう。
裕子「うわーん、ごめんなさい。」と泣きながら、走り出しオニに乗り込んだ。
裕子には考える余裕が無くなっていた。
(゜ω゜;)「とっ、とにかく逃げるであります。」
裕子「バカー」
いくつの罪状が加わったのだろう。
バックネットを壊して、器物破損
勝手に家に上がりこんで、住居不法侵入
家を壊して、器物破損
警察官に逆らって、公務執行妨害
警察官に爆音で気絶させて、暴行罪
警察官から逃げて、逃亡罪
もう後いくつあるのか。
考えただけで頭がクラクラしてきた。
オニはしばらく走り、谷を降りると基地にたどり着いた。
オニAI戦車を発見した場所だ。




