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突撃!オニの戦車(`・ω・´)ゞヒノヤマノボレ  作者: つばき☆テルゾー
第2章 夜明けの咆哮は高らかに
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朝食の時

1時間ほど仮眠をとり、顔を洗って居間に戻ると、朝食が用意してあった。

ちゃぶ台には、朝食が並べられていた。

ご飯、油揚げと茄子の味噌汁、山菜のお浸し、筑前煮、冷や奴

昔ながらの三菜一汁のごちそうだった。

裕子は目を輝かせて言う。「きゃー、朝からこんな豪勢な食事いいの?」

ゴンゾ「どこが豪勢なもんかい。これが普通やわい。あんたはいつも何喰っとんのや。」

裕子「えっと昨日は、コンビニで買ったクロワッサンとカフェラテだったかな」

ゴンゾ「ハイカラな朝食結構やんけ」

裕子「ハイカラって、コンビニで適当なの買っただけよ。」

筑前煮を口に放り込む「てかも~うんまい。箸が止まらない」

思い起こせば昨日の朝から普通のごはんは、食べていなかった。

昨日の夕食は、食べたがアジの開きとえだまめ、もろきゅうと日本酒だったので、ご飯は食べていない。

ゴンゾ「しっかし朝からよく食うのい。」

裕子「あたしなら、いつも朝早いしご飯大好きだからいつでも食べれるの。」

ゴンゾ「そんなもんかい」

裕子「うん、そんなもん」そう言いながら茶碗のごはんの最後の一口を口の中に放り込んだ。

ゴンゾと裕子はご飯を食べ終わると、まったりお茶を飲んでいた。

ゴンゾ「ところで今日は仕事終わるまで、ガソリン買って来れんぞ。1日どうする?」

裕子「それは大丈夫、私は有給休暇取れたし仕事仲間が迎えに来るから、ガソリン買ってきてもらう予定、それまでその辺ぶらぶらしてるよ。それで今日はお別れかな。泊めてくれてありがとうね。」

ゴンゾ「あはは、いんや」不意な感謝の言葉で照れ笑いした。

一旦言葉を切って、少しまじめな表情に変わる。

ゴンゾ「で、あのデカブツどうする?」

裕子「どうにでも、野となれ山となれ。しーらない」

ゴンゾ「まあ警察か自衛隊に何とかしてもらうしかないわな。」

裕子「そうそう、それに私があれと一緒に来たからみんな、私の持ち物だと思っているけど、関係ないし、馬鹿戦車をこの村に入れたのは子供達を送ったからだよ。なんであの自称博士、大砲に砲弾残して野放しにするかな?危ないったらありゃしない。」

ゴンゾ「災難やの」

遠くからオニの声が聞こえた。

(`・ω・´)「馬鹿戦車とは、侵害でありますな。それに吾輩は危なくないであります。」

ゴンゾ「聞いてやがったか」

(`・ω・´)「高性能マイクでばっちり聞こえるであります。遠く離れてても会話できる優れモノであります。」

家の前の道路から大音量でスピーカを鳴らしている。

だから、ご近所さんが迷惑する。

また近所のおばさんが、オニに駆け寄り「うるさ~い。」と怒鳴り散らして手に持ったお玉を投げつけた。

カーン

金属の渇いた音がむなしく鳴り響いた。

ゴンゾ「迷惑な戦車やの~」そう言うとゴンゾは壁にかかった時計を見て言う。「そろそろ俺、仕事行ってくっわ」

裕子「ええ、いってらっしゃい。」

ゴンゾ「昨晩は久しぶりに楽しかったわ。息子が出来たみたいやったしな。」

裕子「かわいい娘の間違いじゃないの?」

ゴンゾ「娘ってよりは息子て感じやったわ。」

裕子「失礼な!」

ゴンゾは笑いながら立ち上がり、奥さんから弁当を受け取り仕事用のバッグに詰め込んで靴をはいた。

ゴンゾ「いってくっぞい。」

玄関を出て軽トラックに乗り込みゆっくり走り出した。

しばらく走ると、オニ車の横づけにして止まる。

プップー

クラクションを2回鳴らす。

ゴンゾ「じゃあな、でっかいの」と手を振った。

(`・ω・´)ゞ「お仕事ご苦労様であります。」

ゴンゾの軽トラックは、山を登って行った。

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