表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大魔法@西遊記  作者: 鹿野 香太郎
第0001話 誕生そして旅立ち
PR
3/10

第三章 消える光

村の宴。


囲炉裏には魚。


香ばしい匂い。


子供たちは悟空の尻尾を触りたがり、

八戒は酒を飲みたがる。


平和な夜だった。


しかし。


村長の表情だけが暗い。


「何かあるのか。」


悟空が尋ねた。


村長はため息をつく。


「最近、人さらいが出るのです。」


「人さらい?」


「はい。」


若者が消える。


旅人が消える。


そして。


蛍も減っている。


村人の一人が叫ぶ。


「あいつのせいだ!」


指差した先。


川へごみを捨てる男がいた。


名前は権蔵。


酒好きで怠け者。


村一番の嫌われ者だった。


「川を汚している!」


「蛍が減ったのはあいつのせいだ!」


権蔵は怒鳴り返す。


「知るか!」


「蛍なんぞ腹の足しにもならん!」


村人たちはますます怒る。


悟空は黙って見ていた。


何か引っかかる。


確かに川は汚れている。


だが。


妖気の匂いは別の場所から漂っていた。


もっと暗い。


もっと深い。


死の匂いだった。


その夜。


悟空は眠れなかった。


外へ出る。


蛍が舞っている。


光は幻想的だった。


しかし。


よく見ると妙だった。


蛍が川の上に集まっている。


まるで何かを守るように。


その時。


遠くから狼の遠吠えが響いた。


――ウォオオオオオ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ