表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ふぁでぃす・ばでんでぃん! ~バッドエンドからはじまるループもの~  作者: 作一生一
ミズコガエシ編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
35/38

035

*━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━*

 17時21分

 帯渡島(おびとじま)小中学校、校舎裏

*━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━*

 

【俺】

「お、おいおいおい……!」

 

 暮れなずむ夕日。

 

 オレンジ色に染まる校舎。

 

 その影と光の狭間(はざま)にいる()()()

 

 中々に絵になるシチュエーションではあった。

 

 日本のゲームや映画でも、こういった場面は結構でてくるのかもしれない。

 

【俺】

「よ、よせよ……!」

 

 ただしキャスティングには(なん)があった。

 

 大いに難があった。

 

 むしろ難しかなかった。

 

【俺】

「やめろって、()()()……!」

 

 レイコ。

 

 弐波(ニナミ)令子(レイコ)

 

 同じ学年の同級生にして――()()()()()()()()

 

 そのレイコの(ととの)った顔が今、目の前にあった。

 

 互いの息遣(いきづか)いすら(つか)めそうなほど、すぐそばに。

 

 身体もほとんど密着している――というより、密着()()()()()()()

 

 俺は校舎の壁を背に追い込まれ、まるで逃げ場のない状況だった。

 

 ああ、首すじがゾクゾクする……。

 

【レイコ】

「やめろ、ですって……?」

「バカね。今さらやめられるワケないじゃない」

「もうここまで、()()()()()んだから……」

  

 きっとアツシが目にしたら心臓が止まりかねぬほど驚く光景に違いない。

 

 そりゃそーだ。

 

 なんたって自分の大切なカノジョが――

 

【レイコ】

「一応警告しておくけれど……」

 

 

 

「 ()()()()()()()()()? 」

 

 

 

 彫刻刀を手に、()()()()()()()()()()()()()

 

【俺】

「カンベンしてくれよ……!」

 

 レイコの彫刻刀が、ヘビのように俺の首筋を()いずり回っていた――。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ