019
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7月7日(水曜日)、18時47分
斜崎家、ダイニング
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【契二】
「泥棒だって……⁉ 学校にかい……⁉」
【佳穂】
「ええ、昨日そういうことがあったみたい……でもね、なんだかちょっとおかしいのよ」
【契二】
「おかしいって……何が?」
【佳穂】
「何も盗られてなかったんですって。ただ机とかを荒らされただけだとか」
【契二】
「そんな……じゃあいったい、何が目的だったんだろう。もしかして、嫌がらせかな……?」
【佳穂】
「それがわからないのよ……不気味よね。村会や青年団の方でもどう対応するかで困ってるみたい」
【契二】
「よりにもよってこの時期に、またそういうことが起こるなんて……弐波さんとこは何て言ってるんだい?」
【佳穂】
「……多分、あなたの想像通りよ。やっぱり藤代さんの家を疑ってるわ……」
「このままじゃ、いつまで経っても――」
【契二】
「……そう、だね」
「弱ったなぁ……こんな話、ナタローくんには聞かせられないよ……」
【佳穂】
「そう、よねぇ……まだ戻ってきたばかりなんだし、それにあの子は……」
【契二】
「他の人たちにも言って、なるべく話を伏せててもらおうか……」
【佳穂】
「そう、ね……。そうするしかなさそうね………………はぁ、」
「今年の〝瑞古還シ〟は――何も起こらなければいいんだけど」




