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前文 腕を失くした呪い師の説話
神は等しく在る。
この世界にただただ在る。
その世界を区別し分別し理解するは紛い物に過ぎぬ。
なるほど、生きていく上でそうしなければならないこともあるだろう。
なるほど、求めることこそが発展を促すこともあるだろう。
だが世界をそう断じてはならぬ。
我々はただただかくあるべしと生を受けた身であることを忘れてはならぬ。
神が空が大地が齎すその奔流に身を委ねよ。
その中で我らは空を駆けることを赦された。
流れに逆らわず、ただただ腕を広げ強く羽ばたけ。
かくあれかし。かくあれかし。




