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第2話 輪廻?

 真っ白な空間。意識が朦朧とする。

「大丈夫?声、聞こえてる?」

 ぼんやりとした頭でなんとか言葉を聞き取り小さく頷く。

「うん、聞こえてそうだね。よかった…」

 静寂が流れる。誰かの声が言葉を紡ぐ。

「いつか、全部思い出して、失ったもの全部取り返して....


 また僕に会いにきてね。」


 また、あの声だった。あの時の優しく弱く小さな声。誰の声なのだろうか。死んでも聞こえるってことは僕と深い関わりがあるのだろう。あの声の主も亡くなってしまっているのだろうか。会えるといいな。けど「全部思い出して」とか「失ったもの全部取り返して」ってどういうことだろうか。記憶、いつか戻るのかな。


 目を覚ました。知らない天井。知らないベッドの上。あまり見ない木造の家。これまた全くもって知らない。さらには知らない二人の男女がこちらを覗き込んでいる。何この人達。なんか大きいし怖い。誰だ本当に。起きあがろうとしても起き上がれない。全然体が動かない。動こうと色々しているとさっき覗き込んでいた女性が何かを言いながら僕の方へ手を伸ばす。手が身体に触れる。その手は僕を軽々と持ち上げる。

 ん?なんだこれ!?僕は今、赤ん坊になっている!?なんてこった、次こそ絶対に死に切ったというのもおかしいけど死んだ思ったらなんか生きていた。しかも赤ちゃんになって。元の自分の体ではなさそうだけど、もう一度人生を送ることが許されたようだ。が、さっきの女性、おそらく僕の母だろう人は日本語を喋っていた。けど日本っぽくはない。どこやねん。ここ。

「よしよ〜し、リンく〜ん、ミルクの時間ですよ〜」

 ここでの僕の名前はリンというらしい。母親の名前はテリー。父親の名前は....まだ知らない。苗字も知らん。母の名前も日本っぽくはないからここは日本語を使うだけの別の場所なのだろう。もしかしてここっていわゆる異世界だと思っちゃったりして。妄想乙。みるくおいしい。


 しばらく時間が経って、

「リンく〜ん、おねんねの時間ですよ〜」

 寝床に運ばれる。目が覚めた時と同じ場所だ。考え事でもしながらゆっくり眠ろう。

 ここがどこなのかは後で調べたりして考えるとして、今考えるべき問題は何故死んだはずなのにまた人として生まれているのかということだ。輪廻転生は本当だったのだろうか。記憶を失っているという点でも結構近いものを感じる気がする。けど記憶を失っている記憶(?)はあるからなんか違う気もする。なんかもうよくわからん。とにかくこの人生、満喫しましょう!

 とは思ったものの、結局あの声の主は分かっていない。「また会いに来てね」とは言っていたがどこにいるのかどうやって会うのか見当もつかない。日本にでもいるのだろうか。わからん。

 結局もっと成長してから考えることにした。行動に移そうにもこの身体じゃあ動けもしない。てなわけで、身体が成長するようにぐっすり眠りましょう、おやすみ〜


 夢を見た。なんかとても懐かしいような気がする。大きな誰かが僕に話しかける。なんかついさっきも見た光景のような気もする。

「ーーーく〜ん、よしよ〜し」

 懐かしい声。けどあの声ではない。それでも妙に聞き心地がよい。

 変な夢だった。全てのことがまるで自分のことのように感じられる変な夢だ。

 .......あぁ。よく眠れそうだ。

どうも!あんねーむです!第2話読んでいただきありがとうございます!よければ感想等を残していただけるとありがたいです。次話も見てね!

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