#37読書感想「瞬殺怪談 罰」(平山夢明ほか)
本の題名:「瞬殺怪談」
著者名:平山夢明 ほか
出版社:竹書房怪談文庫
ジャンル:怪談
< 37冊目 >
タワーマンションに出る少女のおばけの話が面白かったです。「エッ!? そんな方法で霊を部屋から追い出すの~!?」という感じで、爆笑してしまいました。まさか表紙がしっかりホラーの怪談本で爆笑するとは思っていませんでした。
また、テキサス州のサン・アントニオの怪談(というか都市伝説)に「ロバ女」という手と顔がロバの女が出る、という話があるのですが、かなり噂は生々しくて「うわあ……」という感じです。
なんですが、テキサス州のサン・アントニオの人々はたくましくて、「ロバ女」という都市伝説上の怪物を利用して商売を始めた人が居るとか……。
「ロバ女」をモチーフにしたビールを販売するお店などがあるそうです。
それはサン・アントニオの名物だそうです。また、ロバ女が出没するという橋の場所を街の人に尋ねるとこころよく教えてもらえるとか。
「怖いもの」を「怖くないもの」に変換する人類の能力は凄まじいなと思います。おばけもエイリアンも吸血鬼も悪魔も、今の時代ではフィクション作品においてもはや本気で怖いというよりはエンタメ的存在になってますし……。
たとえば口裂け女、トイレの花子さん、あるいは八尺様、そういう怪談に出てくる都市伝説的存在というのは最初は怖い話なんだけれど、人々の手によって「なんかちょっと面白おかしくて可愛い存在」に魔改造されていく……。
ここに私は人間のたくましさを見ました。
人間の持つ物語の力って、すごい。




