#36読書感想「同調圧力なんて●●くらえ」(堀江貴文)
本の題名:「同調圧力なんて●●くらえ」
(※強く露骨な言葉を、伏字にしています)
著者:堀江貴文
出版社:宝島社新書
ジャンル:生き方・考え方
< 36冊目 >(※2025年5月~)
思考停止に陥ることの危険性や、ちゃんとしたエビデンスとデータにもとづいて考えることの大切さが伝わってきました。
また、レアな人材になればその希少価値によりおのずと時給や所得が増える、という話(つまり、比較的皆がなりやすい仕事は貰える給料が比較的低い傾向にある、ともいえる話)は、考えてみればごく当たり前のことなんですが、それでも今まで強く意識したことがあまり無かったので「なるほど」と思いました。
全体的に、堀江さんが中国や韓国など、外国へのヘイトスピーチを嫌うところや、こどもを産むも産まないも個人の自由だとするところや、家事を手伝ってもらえる金銭的余裕があるのなら別に家族以外の人に子育てや家事を手伝ってもらうことは全然悪でもなんでもない、みたいな話や、インターネットをうまく活用すればこどもは大きく自己の能力を成長させることができるという話などを読んで私が思ったのはマスメディアや世間が作った堀江さんのイメージと、実際に堀江さんがおっしゃっていることは乖離しているな、良い意味で、ということでした。
堀江さんは『日本のテレビを観てもしょうがない。日本の富裕層やインテリ層はCNNやBBCの視聴をしている人が多い』というような話を本書でしていたような記憶があるのですが、いろいろな本の著者がCNNとBBCをオススメしているみたいなのでなんとなく今度余力のある時にまた、観てみようかなと思いました。
タイトルとか章の名前は物騒で過激だけれども、書いてあることは基本的にほぼほぼまともな事がたくさん書いてあり、いわゆるタイトル詐欺みたいな本とは一線を画しているなと思います。知らないことがたくさん書かれていて、勉強になりました。
また、勉強になった部分とは別なんですが、画一化された学校教育から落ちこぼれてしまったこどもたちのほうが普通なのではないか、また、引きこもりになってしまったこどもたちは別に間違っていない、みたいなことを書かれていたのですが、私も幼少期は人間関係を苦にして学校に行けなくなり引きこもりだった時代があったので、当時の私がもし堀江さんのこの本を(もちろん書かれている時代が私がこどもだった頃よりも後なのですが)読んだら、堀江さんの優しさに泣いちゃったんじゃないかなと思います。
過激なタイトルが多いですが、また、口調もちょっと荒々しいですが、根底にあるのは人の命の価値を大切にする考え方や、人は人種や国籍に関わらず人である、とする考え方、(伝え方がぶっきらぼうすぎてあまり伝わっている気がしませんが)弱者への優しい視線みたいなものなのではないだろうか、と私は思いました。
この本のメッセージとしては、さまざまな具体例をもちいながら、堀江さんが言いたかったことはたぶん「皆と同じ行動なんかしなくていい。自由に君は、もっと生きて良い。好きなことに打ち込んでも良い。同調圧力に負けないで、応援してるよ」というようなことなのかな、と思いました。
さまざまな具体例は和牛の話とか、領土問題の話とか、原発の話とか、流行病の話だとか、医療システムの話だとか、資格試験についての話だとか、北海道でロケット開発してる話だとか色々あったように思うのですが、そっちも読んでいて「へぇ~!」という感じではあったのですが、私がいちばん好きだなと思ったのは、読後感の意外なまでの温かさです。
これは不良の子が段ボールのなかのネコを拾って育てているのを見ると感動する、みたいな(悪い例えですが)ギャップ効果かもしれませんが、堀江貴文さん、というかホリエモンとしての世間一般的なイメージが先行していたので、本を読むとあまりにも読後感が優しくて、驚きました。
また、背中を押してもらえたような気がして、「若者たちよ、頑張って自分の人生を生きろ」みたいなことを言われたような気になって、なんかちょっとだけ嬉しくなっちゃいました。
次回! ついに37冊目です!




