#30読書感想「ムダの片付け方」(千田琢哉)
本の題名:「ムダの片付け方」
著者名:千田琢哉
出版社:総合法令出版
ジャンル:ビジネス書・自己啓発本
夢を語るとライバルに足を引っ張られるから夢を吹聴してまわらないほうが良いという話を読んで、なんだか思い出したことがありました。
それは「夢を語ると、夢を叶えたあとのことを想像して満足してしまい、周囲の仲の良い人からも『すごいね!』『頑張ってね』などと言われて満足してやる気をなくすか、あるいは『で? だから何?』『どうせお前には無理だよ』などと言われて不満が溜まりやる気が無くなるから夢なんて語らないほうが良い」という意見でした。
誰の意見だったか覚えていませんが、たぶんTED Talkとかなにかの動画で昔観たんだと思います。
迷ったら物は買わないというのも良いアドバイスでした。
大きな買い物をして大金を失うというよりは、ひとつひとつの金額は小さいものを買うのが繰り返されて大金を失うタイプである私にとって、大切なアドバイスでした。
リピーターを大切にしろというのは肝に銘じたいです。
ただ、著者は学歴や勤めている企業みたいなものへの強いこだわりと執着があるようで、また、人のことを上流・下流、格下などと呼んだりするのを本書では繰り返していて、それは私にネガティブな印象を与えました。
そういった人をランク付けして見下すようなスタンスは私は好きではありません。
もちろん世の中には、事実として嫌な人やしょうもない小物が居るのも事実だとは思います。
たとえば、人の悪口を延々と言ったり、嘘を吹聴して足を引っ張ったり、夜中にバイクで暴走したり、深夜のコンビニ前でたむろして大声で爆笑して大騒ぎする人間、犯罪を平然と犯しても何も思わない人々、あるいは単に他者への配慮やリスペクトに欠ける言動を繰り返して平気な顔をしている人など、世の中には『小物』と呼べる人が居るのもまた、事実だとは思います。
そこは私も同意します。
でも、なんというか、……こう、人を上流・下流とわけたり、イヤな人のことを格下と連呼したり、出身大学で人を見下したり、入っている会社のブランドで人をランク付けするような態度には私は違和感を覚えます。
ですが、本の内容自体は面白かったのと勉強になったので、まあ、良いかな……とは思います。
モノを販売してくる人に考えますと言うと同じ土俵に下りることになり、モノを売りつけられやすくなるから断るときははっきり最初に断るのと、理由をいちいち説明する必要はないというのは勉強になりました。
また、自宅や職場のデスクを片付けるのが大事だというのもその通りだなと思いました。
今いる群れから飛び出し、孤立することで時間を作り、大好きなことをたくさん没頭するように夢中ですると、それがいつの間にか仕事になっていることがある=成功者のパターンとしてある、という話も、孤立することへの勇気を貰えました。
関わりたくない人・関係を持ちたくない人と付き合う時間が長くて疲れ果てている社会人や学生の人には、共感する部分や刺さる部分が多いのかなとも思います。
本としては面白かったです。
著者の考え方は、敵をたくさん作りそうな人だなあという印象ですがこういう姿勢が若者には刺さるのかもしれません(私もまだ一応20代ですけど……)。




