神外とマジック開発タイム
風邪気味だったので遅れてしまいました。
…………なんとか周に一回、投稿できるよう努力したい。
「………………と言うことなのです、お父様。なんとかできませんか?」
今いるのは国王の執務室である。謁見の間は基本的に大勢のときや公式な謁見の際に使われる。 個人の謁見などは、ほとんどがこの執務室で行われるらしい。質素な造りで、どこか日本の和の文化に似ている。
その執務室でレーリスはクロム(国王)に俺がイジメを受けていたことを報告していた。
「うむ!ではそのクソどもを追放するか!!」
「ちょっと待て、クロム。」
「はっはっはっ!冗談じゃ冗談。」
「いや、そうじゃなくてさ、このことは秘密にしてほしいんだが………」
「「………は?」」
頭イカレてるの?コイツ。といった顔をして二人は俺を見ていた。
「腐っても天樹は勇者なわけだし、ソイツのイジメを公表したら絶対貴族がなんか言ってくるだろ?
それに、能力が低い俺に味方するやつなんてごくごく僅かしかいない。天樹にはクラスの半分以上味方するだろうよ。」
「だ、だが……お主はそれでよいのか?アキヒサ。」
「問題ない。アイツらの魔法、案外弱かったしな。」
「う、うむ………(初級魔法でも、受ければ良くて骨折、悪ければ死ぬこともあるのじゃが……勇者だからか?)」
魔法が案外弱かった、というところで微妙な顔をされたが、これで一先ずイジメが公表されることはないだろう。
イジメがバレたからって国一つを滅ぼす覚悟が天樹達にあるかは分からないけどな。
それに、戦闘慣れしていない天樹達がそう簡単に国を落とせたら、毎日のように国が変わるだろう。
「………レーリス。」
「はい?なんでしょうか、お父様?」
「報告してくれてありがとう。アキヒサと少し大事な話がしたい。退室してくれんか?」
「分かりました!では私の部屋に戻ります!」
そう言うとガチャッと音をたててレーリスは執務室からいなくなった。
クロムはこっちを向くとすぐに問いただしてきた。
「なにを隠しておる、アキヒサ。」
「何って、俺は別に何も………」
「本来、魔法を受けてレーリスが見たような軽い傷にはならん。
特にお前のステータスなら、重傷なのは確実。その程度ではすむまい。ステータスを偽っておるのじゃろう?」
かなり少ない情報でそこにたどり着くとは……
ライトノベルを読んでいるやつなら予想しやすいが、なかなか読まない人は予想しにくい。
クロムは国王であるぶん、頭をたくさん使っているのだろう。もし愚王なら全く気付かなかったはずだ。
「ハァ………その通りだよ。なんでこうポンポンバレるのかねぇ?」
「やはりか。しかし、ワシ以外にもバレておるのか。」
「ああ、ゴルドフのおっちゃんだよ。」
「なるほど、ゴルドフか。…………それで?本当のステータスを早く見せんか!」
「鑑定があるだろう?」
「変わっておらん!スキルかなにかは知らんが解除できるのであろう!?」
「分かった分かった。だから落ち着け!!」
目をキラキラさせてこちらを見ている姿はレーリスとすごく似ていて、親子なのだな、と強く感じた。………ジジイなのに。
「ほら、ステータス解除したぞ。」
「イヨッシャアァァ!!!」
いやいや、キャラ崩壊してるぞ!
《十六夜 暁久》
種族 人族 17歳
Lv12
体力 error
魔力 error
攻撃力 error
防御力 error
俊敏 error
【スキル】全武術Lv∞
【ユニークスキル】気配魔法Lv-ステータス視覚一定低下Lv-
【称号】《unknown》
《神外》
《新たな流派を創りし者》
《気配神》
《創造神の加護》
《太陽神の加護》
《邪神の加護》
《新たな神》
《耐え忍ぶ者》
「………What?」
クロムがなぜ英語知っているのだろうか。そう考えているとフリーズから解放されたクロムが聞いてきた。
「おい!!これをゴルドフには見せたか?」
「いや、お前にしか見せてないぞ。」
「…………この世にいるどのような生物でも勝てないどころか、世界と戦いながら鼻歌を歌って滅ぼす力があるぞ、お前。
神でも、かつての英雄に負けた記録が残されている。神外ということは、その神でさえも越えているのだからな。」
まさかそんなにとは…………いや、あり得るな。
そんなことよりも何故神と英雄が戦ったのかが今は知りたい。
「…………のうアキヒサ、なぜやり返さない?こんな馬鹿げた力があればやり返すどころか、英雄にもなれるぞ?」
「やり返してもアイツらはイジメをやめはしないさ。俺には敵わないから標的を変える。穂乃香達や霧夜、他のクラスメイトにでも。
それで他人が痛い思いをするなら、俺だけでいい。
俺だったらあんなの痛くもないし。
あと、英雄とか勇者とか、なんでそんな面倒なことしなきゃならないんだよ。
そんなもん、神聖なる趣味を削ってまで成りたいとは思わないね。
変な肩書きなんぞ、どこかのご都合解釈クソ勇者にでもやっとけ。」
呆れたように俺がそう言うと、クロムは黙って俯いた。……お腹でもおかしくなったか?
「…………フッ……ハッハッハッハッハッ!!お前は面白いな!アキヒサ!!英雄になることを面倒だと?そんなことを言うのは知っている限り二人だけじゃ!!」
「二人だけ?」
「あぁ、そうじゃ!かなり昔の友人でな。生きておるかは分からないが………死ぬようなやつではなかったしの。」
ヘェ~俺みたいなやつがいるんだなぁ………
あってみたいけど、どこにいるのだろうか。
「いやしかし、懐かしいことを聞いた。お礼に、貸した国宝をお主にプレゼントしよう!」
「なに!?俺は借りてただけだったのか!?」
「当たり前じゃ!国宝じゃぞ!国の宝じゃ!そう易々と、はいどうぞと渡すものか!」
「それ先に言っておけよ!!!」
大きな声で叫んで扉の前にいた衛兵が駆け込んできたときは俺もクロムも驚いた。
恥ずかしい…………
クロムの執務室を退室したあと、部屋に行く途中で夕食となったので、食堂へ向かった。
何故イジメられてるのを言わないんだ!!と穂乃香達に言われたのでクロムにも言ったことをしゃべった。
剛鬼と霧夜、そして二人の彼女である、薙林さんとヴィネティアさんも聞いていたので、俺がイジメられていることを話す。
天樹を殴りに行こうとした剛鬼を止めて、霧夜と剛鬼にだけ事情を話すと二人は、
「「なんか、物語に出てくるやられ役だな、ソイツ。(笑)」」
と声を合わせて馬鹿にした。
「うん、それ俺も思ったわ。」
「どうしたの?三人でコソコソしゃべって!ずるい!私も交ぜて!」
「おい、引っ付くな穂乃香!飯が食べられないだろう!」
食べられないだけでなく、周りにもカッターを用意してるコワーイお兄さん達がたくさんいるから止めろ!!
ボソッ「……ずるい。」
ボソッ「わ、私も抱き着きたい。」
ボソッ「お兄さんの馬鹿………」
む?肌寒くなったな。どうしたんだろうか。さっきとは比べ物にならないほどの殺気を感じるが………
その後、俺にはカッターの雨と【炎弾】の雨が襲いかかった。死にかけるとは、このことだろう。
食事が終わり、自分の部屋に戻ったところで部屋全体を【気配察知】と【気配把握】の2つを使用した。
気配魔法のバクっている能力は特訓しているのを他人に見られたくない。
ならば夜にすればいいじゃない!と言うことで…………
やっていっきましょう!!マジック開発タイムぅぅぅぅ!!!イエェェェェェイ!!!
ムナシイ………………
気を取り直して、まずは【叡智の書庫】というスキルだ!どんなものかと言えば、質問をしたらなんでも答えてくれる、素晴らしいものだ!
今日、魔法の訓練中に、同じクラスメイトのメガネをかけた非リア充仲間、冴山 漢二が皆の前で見せてくれた!
そのときに出ていたオーラを真似れば俺にもスキルが使えるということだ。ステータスにはそのスキルを習得したとは出ないので、【鑑定】や【看破】のスキルでバレることもない。
……また、非リア充仲間にだけ、女子のスリーサイズも分かると教えてくれた。冴山は非リア充仲間で英雄認定されることになったが、あとで女子にボコボコにされていた。バレたのであろう………
【看破】というのは鑑定とは違い、スキルだけを見破るスキルだ。これもクラスメイトの見葉 看菜さんのを見たので真似てみた。
鑑定とは違い、戦闘中でも見破ることができるから、どんな攻撃が来るか予想しやすい。
でも、鑑定よりは説明が雑だから、分かるのはスキルの名前ぐらいだ。知らないスキルを出されたらピンチになるのが弱点だな。
さて、最後に教えるのは、俺が使う国宝を探していたときに見つけたある国宝に付与されていたスキルだ。それは【情報操作】というものだ。
能力は、人が閲覧する情報を操作できるという、俺達の世界だったら大混乱をすぐに引き起こせそうなスキルだが………
この世界にインターネットが通っているはずもなく、TVもパソコンもないので何故このスキルを真似たんだ?と言われることだろう。
では何故か?実験してみた結果分かったことは、
・ステータスを誤魔化せる。
・【叡智の書庫】を誤魔化せる。
・閲覧できる情報なので、紙なども問題なし。
現在の時点で分かっているのはこれだけだが、まだなにかがあるはず。
オーラを視ることができる俺はオーラによって、良いスキルは明るく、悪いスキルは暗くといったように、そのスキルの質まで視れる。
【情報操作】のオーラはまだ能力があると言わんばかりに明るい。
………この問題はまた今度にしよう。明日は早いのだ。そう、明日は………………
魔法の強さは五段階あり、順に、
・神級魔法
・帝級魔法
・上級魔法
・中級魔法
・初級魔法
と、なっています。
6話から12話まで改稿したのですでに読んでいただいた方もぜひ読んでください!
それではまた来週。




