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転移特典としてゲットしたチートな箱庭で現代技術アリのスローライフをしていたら訳アリの女性たちが迷い込んできました。  作者: 二十口山椒


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26:配信

 リリスに配信機材の使い方などを俺も調べながら教えることができた。


 アカウントも作ったしそこら辺の準備は俺がした。


 アカウントを作ることは容易にできる。そういう風なものとしてパソコンを作れば簡単にできた。


 リリスが配信するプラットフォームは大手動画共有プラットフォーム『WorldTube』。


 新たなプラットフォームを作り出せはするが、まあ有名になれば作ってもいいかなとは思っている。今は作ってもしょうがない。


 あとはリリスのタイミングで配信する、ということになったがお酒が飲みたいリリスは配信機材がそろったその日からやると言った。


 まあそんなことだとは思ったが緊張とかはないのだろうか。


「リリスさん、大丈夫でしょうか……?」

「何かあれば俺が何とかするから大丈夫だ」


 リリスよりもエイルが心配していた。


 エイル的にはテレビの生放送のような印象を持っているがそんなキッチリとしているわけではないと説明はした。


「じゃ、やるからー」


 一階に降りてきたリリスがそう言った。


 今の時間は午後十三時五十分。午後十四時に配信が開始されるようになっているからもう始まる直前だ。


 あちらでは祝日だからこの時間帯でも見る人はいるからこの時間からする。


「リリス、一応言っておくぞ」

「なに?」

「あまりエロくするとBANされるからな」


 顔出しもするリリスにとって一番恐ろしいことはBANされることだ。


 なにせサキュバスだし大手プラットフォームでは少しやりづらいかもしれない。


 ただエッチなことオッケーな少し有名なサイトで配信をやるのはありだ。大手ではダメだったらそれを考える。


「分かってるよ。でも不可抗力でBANされても大丈夫?」

「大丈夫だ。まあやってみないことには分からないからな」


 そういう基準がやばい時もあるみたいだしやってみないことには分からない。


「そうだね。とりあえずお酒のためにやってくるよ」

「頑張れよ」

「頑張ってください、リリスさん」

「適当にやるよー」


 俺とエイルは仕事さえすればいいと考えているから頑張ってほしいとは思っている。


 リリスは緊張していない様子で二階に上がっていく。


「……こちらが緊張しているのが馬鹿らしくなりますね」

「別に失敗しても死ぬわけじゃないんだ。心配する必要はないよ」

「はい、そうですね」


 ようやくエイルも緊張していない感じになった。


 リリスの配信を二人で見るためにノーパソで見ることになった。そのまま音を出しながら見るのではなくイヤホンをつけて片耳ずつにつけている。


 イヤホンを片耳ずつつけるのは最近見た恋愛ドラマで恋人がやっていたことでエイルがやりたい雰囲気を見せていたから誘ってみれば嬉しそうに乗ってくれた。


 サムネイルは俺が作った。まあ俺のチートな箱庭がってのが付くが。


 リリスの美貌というか、どちらかと言えば性の化身というべきリリスの姿を存分に知らせることができるようにサムネイルができている。


 このチートな箱庭ではなんでもできる。なんでもできるというのはこの箱庭に限ったことだから向こうの世界に干渉することはできない。


 だがこちらで作る分はその限りではないからお茶の子さいさいで作れるわけだ。


 動画の編集すらもそれでできるからな……えっ、まじでチート過ぎないか? 神殺しも作れるし家も建てれるし畑もできるし妻もできるし愛人もできるし。


 ……前世で徳をとんでもなく積んでいた可能性が出てきたな。もしくは俺の才能か。


 それはともかく、配信のタイトルは『ガチで異世界のサキュバスが配信をします』というものだ。


 十四時になり、リリスは配信を開始させた。


『あー、聞こえてるー?』


 リリスの声が配信に乗り、リリスの姿も配信に映っている。


 配信にはきちんとリリスの全身が映っており、その何もしなくてもエロい体なのにサキュバスコスをしているからエロさを際立てている。


 俺はすかさず配信のコメントに『聞こえているよ』と書く。


 俺のアカウントはモデレーターアカウントになっているからリリスにも分かりやすいようになっている。


「うわぁ……本当にリリスさんが映っています……!」

「そうだな」


 配信でリリスが映っていることに感動を覚えているエイル。


『ん、聞こえてるね』


 俺のコメントを確認したためリリスはそう口にした。


 視聴者数は100人を超えているし、段々と増えてきている。


 まあ、裏技を使っているんだけどね。でもこのままリリスのことを知らないでいるのはもったいない。


『な、なんだこのエロサキュバスは!』

『えっど!』

『えっ、まじで完成度高いサキュバスなんだけど!』


 裏技を使っていても人を操ることはできない。


 だがリリスを知れば見続けるのは間違いないだろう。男とはそういうものだ。


『おっ、どんどん来てくれてるねー』


 視聴者数を見ているリリスは嬉しそうにしている。


『どーも、あたしはサキュバスとインキュバスが住んでいるバス王国の元王女のリリスだよ。よろしくー』


 リリスは何とも気の抜けた自己紹介をする。


 ただリリスは画面の向こうにいる俺たちを意識していないはずなのに画面に映っているリリスは妖艶に見えている。


『お゛っ! ……ふぅ』

『すっご!』

『ヤバすぎ……!』

『これはWorldTubeでやっていいのか!?』


 コメントもそういうのが流れている。


『おー、コメントありがとー』


 コメントを見ながらもリリスは椅子を引いて足を組んで足を強調する。たぶん無意識だ。


 むっちりとした太ももは誰もが虜になるはずだ。


『ほ、本当にサキュバスだろ』

『これはサキュバスですわー!』

『えっ、まじでサキュバス?』


 そんなコメントを見たのかリリスは反応する。


『ホントだよー。この角だって本物』


 グイっと綺麗な顔を近づけて立派な角を視聴者に見せるリリス。


 髪の毛をかき分けてちゃんと付け根にあることを見せている。


『えっ、まじ?』

『リアルにできてんなー』

『いやいや作りものだろw』

『作り物にしてはすごくリアル……』


 まああちらは異世界なんて存在は知らないのだからサキュバスが本当にいるとは思っていない。


『それならこれを見せてあげる』


 そう言ったリリスは背中を向け、一瞬で蝙蝠のような大きな羽を出した。


 今まで見たことがないリリスの羽。いつもは角と違って完全収納されているから見ることがなかったが、こんな羽なんだと配信で知った。


『これであたしがサキュバスだって分かった?』


 CGではできない羽の広げ方を見せたからには、信じる人が増えるだろうな。

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