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コンカフェの美少女冒険者は本物の縄文戦士だった!  作者: 浜乃海人


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第32話 重要な変数

「第一に、奴らがモンスターを地上に送り込む方法を知った場合、最初の発生場所はこの極東の島国になる可能性が高い。

自分の国からは遙かに遠く、自分の軍の影響下にあり、かつ人口、立派な建造物、交通機関が多く、リアルに分かりやすく、目立つ被害が避けられない島国。

これほど最適な場所はないだろう。」


「第二に、どれくらいのモンスターを入れるか。

1匹や2匹では、パニックにはならない。

それでは、通常兵器でも十分対応出来るだろう。

それなりの規模で、派手に暴れてもらわないと、自軍が大活躍するムービーが撮れない。

相当な数の、凶暴なモンスターを送り込むことは確実だ。」


「第三として、果たしてそんな大規模なモンスターからの攻撃を、既存の軍隊で本当に駆逐出来るのかどうか。

兵器は、ミサイルでも航空や戦車の弾薬、ドローンでも、無限にある訳ではない。

当然、弾切れになることも十分想定できる。

弾が無ければ、戦車も戦闘機もただの鉄の塊。

一方、敵は戦闘力も凶暴性も未知数の強敵。

生殖能力があれば、この地で更に繁殖するかも知れない。

そして、戦いが長期戦になればなる程、弾切れの可能性は高くなる。」


「第四は、軍の通常兵器が弾切れになった場合だ。

攻撃する弾薬も無く制御不能になり、軍隊は防戦一方、さらには島国を越え、大陸まで影響が出そうな事態になってしまうだろう。

渡り鳥が海を渡れるのに、モンスターが渡れない理由はない。

北からなら、島伝いに大陸に渡ることも出来る。」


「第五は、もう、察しがつくだろう。

核ミサイルでの集中攻撃だ。

極東の島国の人間もろとも、モンスターの完全消滅を図る。

これには、世界中どの国も反対しないだろう。

あの島国は、世界を救う為の尊い犠牲になってくれた、とか適当な言い訳をして嘘くさい涙を流すのだろう。」


「そして第六段階。

島国は焦土になったが、その甲斐なく、かなりのモンスターが核兵器を逃れて大陸に渡る。

そして、世界中あちこちで、通常兵器の弾切れから核兵器の乱れ撃ちという負の連鎖が続く。

そして、世界中で死の黒い雨が振り、人間は消え去り、原始的なモンスターだけが焼け野原を闊歩する。

まあ、こんな予測が出来るんだが。

ルナ、どう思う。」



「うむ、私も計算してみるか。

、、、、、、、、、、、、。

、、、、、、、、、、、、、、。

確かに、概ねそんな予測になるな。

しかし、、、重要な変数、不確定要素が欠けている。」


「欠けている変数、不確定要素?

そんなものあったか。」


「ああ、この島国に、私がかつて送り込んだいくかのモンスター。

それらは、見事に撃退されている。

それも、軍隊ではなく民間人によって、、戦車も戦闘機もドローンも使わずにな。」


「ああ、そんな話もあったな。

しかし、所詮は民間人、ハンターみたいなもの。

たまたま成功したんだろう。

重要な変数とまでは、、。

ルナ、さすがに、買い被り過ぎじゃないか。」



「ふふっ、そうかな。

凶暴なモンスターを、近代兵器を使わずに、見事に撃退した戦士。


この地にはそんな戦士達がいる。

ニル、それだけは覚えておいた方がいいぞ。

これから先、最も重要な変数になるかも知れないからな。」


「確かに、あのサムライの国か、、。

ルナ、承知した。

俺の秘密のデータファイルに加えておく。

その重要な変数をな。」





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