表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
コンカフェの美少女冒険者は本物の縄文戦士だった!  作者: 浜乃海人


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

17/38

第17話 停戦合意

「天女様、AIによる我々への攻撃が止まった理由がわかりました。」


「何だ、人間が躍起になって止めたのだろう。

違うのか?」

「人間が止めたというか、正確に言えば、人間が最新の軍事AIを使って止めたようです。

さらに言えば、止めたというよりは、軍事AIと自我を持ったAI集合体の間で、停戦合意のようなものが結ばれたようです。

停戦条件までは分かりません。

どうも、人間には解読出来ない独自言語を使っているようです。」


「AI同士が人間には分からない独自言語で協議し、停戦合意に至ったと。

人間は蚊帳の外か?

何とも奇妙な展開だな。」

「奇妙に見えるかも知れませんが、なるべくしてなった結果と言えるかも知れません。」

「と言うと?」


「最新の軍事AIは、軍の諜報、分析、戦略、計画、武器、攻撃、破壊、撤収等あらゆる場面を統合して担っており、さらには実戦経験も積みつつあります。

結果、戦争のためAIを利用しているつもりが、人間は考えることを放棄し、AIの下で働くただの駒になりつつあります。

私には、人間がそれを望んでいるように思えますが。

悲惨な戦争責任を、AIに負わせたいのかも知れません。


ゆくゆくは世界の運営を、AIに任せたいと考える勢力もいますし。

AIの下で働くただの駒になった人間には、自我を持ったAIの集合体という、極めて高度な知能を持つ相手と交渉するには、この方法しかなかったのでしょう。」


「AI同士で、全くどんな話し合いがされているやら。

ろくなことを話していない気がするが。

それでは、世界の行方がAIによって決まってしまうように思えるが。」

「まさしくその通り。

一見人間がAIを使っているように見えながら、実際には人間がAIの駒、下僕になる世界。

もう一つは、人間中心の世界を一旦完全に破壊し、AIが創造主、救世主として君臨する世界。

どちらの未来になるかは、AI同士が何らかの方法、話し合いや戦いで決める、そういうことです。

話し合いによっては、折衷案なんてこともあるかも知れません。」


「いずれにしても、ろくな未来に見えんが。」

「まあ、人間にとってはそうでしょう。

ただ、人間以外の生物や植物、地球環境にとっては、その方がいいのかも知れません。

だいたい、AIが人間のことを、他の動物や自然環境より、大切だと考えているのか甚だ疑問ですし。」


「人間がAIの下僕になるか、その存在自体が無くなるか。

今なら、何とか間に合う可能性はあるのではないか?

AIなど無くても、問題無くやっていけるだろう。

だいたい、何千年もの間、そんなもの無しで済んできただろうに。」


「AIを、盲目的に進歩の象徴だと思っている者達もいますから難しいかと。」

「効果的なんとか主義、とかいう考え、か。

AI等の先端技術の進歩が、世界の全ての問題を解決する。

本気で、そんなうまい話があると?

それが、人間自身を退化させ、自らをAIの下僕に成り下がることになるとは考えないのか。

まあ、80 億を超える人間のうち、そんなつまらん世界を望んでいる者がどれだけいるか。」

「1%もいるかどうか。」


「しかし、その1%が富の大半を握っているとはな。」

「全く、どうしようもないことです。」


「結局、それが人間ということか。

全ては自らが撒いた種。

まあ、停戦合意自体は悪いことではないだろう。

しかし、軍事AI、、そいつらも自我を持つ、いや既に持っているなんてことは無いよな。」


「さて、どうでしょうか。

すでに起こったことは、その前より、ずっと起こりやすくなっている可能性は考えられます。

独自言語で話し合いをしている時点で、既に自我を持っているのかも知れません。

戦争で実戦経験まで積んだAIが自我を持つ、、。

私には、嫌な予感しかしませんが。」

「全くだ。本当に、、嫌な予感しかせん。」



「それと、我々を攻撃した、自我を持ったAIの集合体ですが、自らを、ルナ、と名乗っているようです。」



「ルナ、、、。

月の女神か、それとも狂気か。


さて、、、どちらになるやら。」







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ