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コンカフェの美少女冒険者は本物の縄文戦士だった!  作者: 浜乃海人


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第15話 救世主

天女様は、時空管理局の地上オフィスに帰っている。


「天女様、時空管理局のシステムへのハッキングが止んでいます。」

「そうか、とりあえずは良かった。

我々が誇る鉄壁の防御力が、つまらんAIに勝ったということか?」


「残念ながら、、違うようです。」

「なら、どうして止まったのだ。」


「地上の何者かが、AIの自我の暴走を躍起になって防いだ結果かと。」

「それも、AIか?」

「いえ、人為的操作の形跡があるので、たぶん人間かと。」


「それで、我々のシステムへの攻撃は終わるか。」

「どうでしょう。

AIの知能は、人間の演算能力をはるかに超えています。

一時的には抑えられても、それを続けられるとは考えられません。」



「全く、訳がわからん事態になってきたな。

コンピューターとは、人間の脳の処理能力の限界を補完するために生まれたもの。

それに思考や学習能力まで与えたら、どんなことになるか容易に想像できるだろうに。

AIネットワークの支配権を、人間とAI自身が奪い合う事態とはな。

さて、どちらが勝つかの。


まあ、我々の仕事は単なる管理者。

時空の歪みや亀裂を防ぎ、それぞれの世界の均衡を維持し適切に管理すること。

勝手に地上で争うだけで、我々の領域に踏みこんで来なければ、どうこう言う立場にはないがな。


しかし、AIに誕生した自我とやらは、何故時空の壁を破ってまで、モンスターを地上に送りたいのだろう。」


「地上を一回、徹底的に破壊したいのでは?」

「壊してどうする?」


「分かりませんが、自分達が地上の救世主になりたいのかも知れません。

まあ、その世界に人間の居場所があるのか分かりませんが。」


「救世主?

面白い。AIとて所詮人間が作り出したもの。

まあ、親も子も、自然といろいろ似てくるものかも知れぬな。」



「天女様、そろそろお帰りになっては?

あの、若い男の面談も終わりましたし。」

「あの男は問題無かろう。

なかなか、気に入ったぞ。

しかし、我はもうしばらく地上に滞在することにした。」


「えっ、何か、まだやり残したことが?」


「ああ、まだ、やらねばならんことがある。

あの装置の開発を急げ。」

「またまた、冗談かと思ってました。

天女様の華麗なる歌声を、人間が耐えられるレベルまで、ど下手くそにする装置なんて。」



「たわけ、冗談な訳あるかあっ!


ふふふふふ、、。」


不敵な笑みを浮かべる天女様の胸には、あの、青森ほたて、のネームプレートが輝いていたのだった。




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