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黒須お嬢様、VRMMOゲームを御遊興されるご様子でございます。  作者: トウフキヌゴシ
エピローグ

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252/254

第二百五十話、ポッ、祝言でございます。

 神有月。

 

 水没した出雲の地に、神たちが集まる。


 氏子防衛用打撃神社群、総旗艦、航空母艦型神社、”出雲大社イズモタイシャ”。


 その左右には、


 関東方面軍旗艦、超々弩級戦艦型神社、”大和猛ヤマトタケル”。


 その姉妹艦である、


 関西方面軍旗艦、超々弩級戦艦型神社、”金毘羅八幡宮コンピラハチマングウ”。


 他、大和型戦艦である、”厳島イツクシマ神社”。


 航空戦艦型神社、”伊勢神宮イセジングウ


 など、名だたる神社が集結していた。


 その中に、航空母艦型神社、”お松大権現”、通称、”ネコガミサン”も停泊していた。



 今、お松大権現で、ティーガとマリアの祝言が行われている。

 神前式だ。


 白無垢に角隠し。

 白粉おしろいをはたき、紅い口紅をした口元だけが見える。

 女は、オンナ、またはおにとも呼ぶ。

 鬼はパワーの象徴だ。

 茨城童子や酒吞童子の童子は、幼子独特の元気なパワーを表す。

 女性の嫁入りは、家と家の間の強力なパワーの受け渡しと同意である。

 だから、


 花嫁行列で、嫁入り道具が、”百鬼夜行”した後に、鬼である花嫁が、角隠しをして家に嫁入りするのだ。


 

 畳の間。

 片側に大河の両親と兄弟たち。

 もう片側には、ゴッドファーザーとウエイター。

 マリアの母は小さいころに死別していた。

 紋付き袴のティーガ、その横には、白無垢のマリアージュが並んで座っている。

 三々九度の誓いの盃の後、


 ニャ~~ン


 二人の膝に、オオネコとコネコが乗った。

 ”お松大権現”の神社内には、ネコサマであふれているのだ(←結構事実)。


「ああ、ネコサマがっ」

 神職や巫女がざわめく。

 ”ネコサマ”は神使、神の使いである。


「ん、とっても縁起が良いっ」

 ネコミミ、ネコシッポの巫女が言う。

 

 無事、山本家とコルレオーネ家の祝言が終了した。



 航空母艦型神社、”お松大権現”の飛行甲板に披露宴の会場が作られていた。

 立食式のガーデンパーティーだ。

 空は晴れている、

 周りに神社の艦艇がたくさん停泊していた。


 白いタキシードとウエディングドレス。

 ティーガとマリアの披露宴だ。


「おめでとうっ」

 シズクだ。

「結婚おめでとうでござる」

 栞子しおりこである。

「ん、おめでとう」

 ミャオだ。

 周りにはリンクスと、”NEKOMIMI”の海賊たち。

「おめでとうよね」

 ナスチャだ、隣にはアレクサンダ。

「おめでとうございます、ですヮ」

 マリーである。

「おめでとうございますっ」

 アリスだ。

「「おめでとう」」

 キュウタとオリエだ。



「私を幸せにするのでございます……」

「俺の生涯をかけて、幸せにするっ、んだぜえ」

 ティーガの横に立ったマリアが背中越しにブーケを投げる。

 

「大河っ、結婚おめでとうっ」

 モヒカンだ。

「マリアお姉ちゃんっ、結婚おめでとうっ」

 ブーケは放物線を描いて櫻子さくらこの手の中へ。


 その上を、


 ゴオオオオ


 群青色の飛行艇、”水無月みなづきが、背面飛行で低空をフライパス。

 レントが手を振った。 

 白いスモークが青い空に線を引く。

 レントのアクロバティック飛行だ。


 青い空に、大きなハートマークを描いた。


「サクラコッ」

「モヒカン様っ」

 櫻子さくらこの胸にはウエディングブーケ。 

 モヒカンが櫻子さくらこの腰に手を回しそっと抱き寄せた。


 青空に金髪のモヒカンが揺れる。


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