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第二百五十一話、旅立ち。
巨大なワープゲートに、重力操作をあらわす白い光の輪がともる。
開拓移民船団が、この宙域を旅立つ時が来たのだ。
月を二つに割って作られた巨大移民船、”マザーシップ”。
その前を無数の開拓移民船がワープゲートに向かっていた。
ついに先頭の船がワープゲートに突入。
虹色の閃光と共にワープして消える。
一番最後に、巨大な、”マザーシップ”がワープゲートに突入した。
ひと際眩しい光を放ちながら、マザーシップが消え去った。
ワープした先の宙域で資源を集め、新しいワープゲートを作るだろう。
全人類は、安全のために脱出ポッドの中で眠りについている。
その頭にはVR用のヘッドギア。
作動中の緑色のライトが点灯していた。
”黒須お嬢様、VRMMOゲームを御遊興されるご様子でございます。”
了
櫻子の歴史があと一ページ。




