敵の名は?
(個人面談の名前を聞こうと思ったが、夜で着替えていたので内容を聞くことができなかった。)
「くっそー、内容までは聞けなかったか」
「じゃあ俺がなんとなく大吾に聞いてみよっか?」
「まじか」
「うん、昼会った時に夜会う約束したからこっそり聞けると思う。」
「じゃあ頼む、ここからは俺には厳しそうだから4人に任せるぞ」
「まかせて」
(武用と5人それぞれの面談が上がり、双士郎は大吾にメールを送った)
「大吾、今から会えるか?」
「うん、いいよ。旅館の外行けばいい?」
「うん、ありがとう。」
(2人は旅館の外に集まった)
「まさか大吾が陸上やってたなんてな、中学の時はサッカーだったのにな。すごいな〜」
「俺もまさか陸上がうまく行くなんて思ってなかったよ。でも双くんはどうしてここに?」
「いや〜ちょっとな、大学の先輩に聞かれてさ。
ちょうど暇だったら手伝ってんだ。」
「偉いね。双くんは」
「いやいや、たまたまだよ。そういえば大吾、武用さんに呼ばれたんだってな。運営で5人が話題になってるぞ。」
「え〜本当に。でも、俺よりも他の4人の方がすごいんだよね。俺は期待されると失敗しちゃうタイプだからな〜」
「でも、選ばれるのはすごいことだよ。武用さんになんって言われたの?」
「まだ見ぬ才能が眠っているのを感じるよ。いつか一気に花を咲かせてくれ。って、結構期待されてるっぽい。」
「へーすげぇな期待されてんじゃん。
ヤベッ結構いい時間だ。明日もあるし戻るか。」
「そうだね。でも双くんと話せて少し気が楽になったよ。ありがとう」
「いや、俺はなんもしてないって」
(2人はそれぞれの部屋に戻った。)
(ピピ、)
「みんな今大丈夫?」
「あぁなんか聞けたのか」
「いや、聞いたけど特には言われてないっぽい。」
「流石にまだ動かないか」
「じゃあ、とりあえず明日も探ってみるか」
「旅館組はなんかあった?」
「こっちも全然、武用は旅館の方からも信頼されてるよ。」
「そうか、とりあえず今日は寝るか」
(2日目は特に何も起きず、注目されていた5人の選手は良い記録が出ていた。)
(2日目の夜)
「おい、やばいことになったかも」
(祐自から連絡が来た)
「どうしたの?」
「武用に盗聴器がバレた。多分壊された。」
「まじ、でも俺たちのことはバレてないでしょ。」
「うん、でも明日は警戒されてるかも。」
「こっちは良いとこ見たぞ」
(慈温が話し出した。)
「なにそれ」
「さっき、武用のヘアにこっそりカメラを仕掛けたんだけど。武用が促進剤と多分人工蕾が2個運ばれてるのがわかった。」
「それって武用のこと捕まえやるんじゃない、この映像とここの住所を明日、BCEOに送ってみようかなって」
「そうか、俺たちで捕まえて、怜夢ついて聞いて
後はBCEOに任せればいいのか」
「明日は合宿が終わるタイミングでみんなで武用の所に行くぞ」
「おう」
「あと、双士郎に渡すものあるから、あとでとりにきて」
「わかった」
(3日目の朝)
(旅館で朝ごはんを準備中の慈温達)
「いや〜今日で終わりか。大変でしたね」
「そうね、でも今年は若い子達がいたから助かったわ」
「僕たちなんて全然できなかったすよ。」
「緊急速報です。」
(みんながテレビを見る)
「強盗の容疑逮捕された鯖島容疑者が3日前に移送中に脱走したという報道がありましたが、現在、谷口市(合宿の行われている市)で目撃情報があったようです。もし見かけたら場合はいち早く警察に連絡を」
「怖いわね〜今日が合宿最終日でよかったけど。」
「そうすっねー」
「おはようございます。」
(生徒が降りてきた。)
(朝からみんなたくさんご飯食べている)
「ごちそうさまでした。」
(最後に生徒らは旅館にお礼をいい、会場に向かう。
これで旅館組の仕事は終わった)
(生徒達は着替えグラウンドに入る。武用はみんなを前に集めて話を始める)
「え〜3日間あっという間でしたね。今日はこれまでの練習の成果を出せるよう、最後まで気を抜かず頑張っていきましょう。」
「はい」
「では、本日は陸上連盟の会長さんが来れていますので、挨拶をお願いしたいと思います。」
(武用は下がり、会長が前に出る。双士郎は武用見るが特に動きはない。)
(会長が話をしようとした時、運営の1人が声を上げる)
「すいませーん。グラウンドの真ん中に人いません?」
(みんなが見つめると、そこには今朝報道されていた。逃亡中の鯖島がいた。すると鯖島は声を上げながら巨大化し暴走し始めた。)
「きゃー」
「か、怪物だー」
「やばい、逃げろ」
(生徒や運営陣は急いで逃げる)
「あっ、大谷くん大丈夫かい?」
「武用さん、ありがとうございます。」
「あっちは人がたくさんいる、こっちから逃げよう」
(みんなは外に逃げる、双士郎は武用を見ていたがみんなが走るせいで見えなくなるが大吾を連れて1人別の方向に走っていた。)
「おい、会場内で暴走化したやつが暴れてる。多分武用の仕業だ。後、大吾が連れ去られた。」
「まじか、これは想定外だな。とりあえず、俺と智剣と光さんは会場で双士郎と慈温は大吾くんを追いかけろ。双士郎あれはつけてくれたか?」
「うん、祐自くんに言われたとおり大吾の靴にGPSをつけたよ。」
「よし、大吾くんの場所がわかった。スマホに送るから2人は追いかけてくれ」
「OK、じゃあそれぞれの仕事を」
(祐自、智剣、光は会場に集まった。)
「光さんはとりあえずみんなの避難誘導を、俺はがあいつと戦うから智剣は光さんの手伝いと、なんかわかったら教えてくれ。」
「OK」
(2人はみんなを外に出す。)
(祐自は蕾が開花したことによって力が備わったアイテムを使う。)
「よし、ボクシングモードだな。」
(指を2回タップし、両手を合わせる。手を離すと
両手にボクシンググローブのようなものがつく。)
「す、すげー」
(それを見ていた智剣は驚く)
(祐自は距離を取りながら隙を作って殴るが敵は全身を甲羅のようなもので覆っているため、あまり効かない。)
「いってー。こいつの甲羅やばいぞ。」
(それを見ていた、智剣はそこにあった鉄パイプを持ち走りだす)
「おーりゃ」
(敵に殴りかかる)
「祐自、頭はどうだ」
(智剣が気を引いている間に祐自は一度、ボクシングモードを解除してワイヤー吸盤モードにし、ワイヤーをかけ上に飛ぶ、そしてボクシングモードに戻して頭を殴ろうとする。)
「ガン、」「いってー。こいつ頭まで硬ぇ」
(祐自はその反動で、智剣は甲羅で飛ばされる。)
「ドーン」
「いってぇ、智剣大丈夫か」
「あぁ、軽傷だ。でも、どうする。」
「最悪俺たちじゃ無理ならあいつらが戻ってくるまで
俺が殴り続ける」
「でもそれじゃあ、反動でやられるぞ」
「でも、それしかねえだろ。ここからだすわけにはいかねー」
「わかった。俺も手伝うよ」
「助かるわ」
(一方、双士郎達は)
「双士郎、うまく行けば挟めるぞ」
「OK、頑張って追いついく」
(慈温は武用の前に飛び降りる。)
「ちょっと待ちな。その子を返してもらうか。武用将器。後お前だろ、会場での騒ぎわ」
「チッ、お前誰だよ。てかそれもバレてるのか」
(双士郎が追いつく)
「2人もいるの、部が悪い。やりたくなかったがやるしかないか。」
(将器は大吾に人工蕾をつけて促進剤を打つ。)
「お前、何をした。」
「これは審査だ。この子には素質がある。まぁせいぜい練習台になってくれ。」
(大吾は目を覚まし、巨大化&暴走化してします。)
「てめー」
(双士郎を怒りを抑えられず将器に向かって走るが大吾は入る。)
「やめてくれ、大吾」
「そいつに話は通じない。楽にしたいなら殺してやれ」
「双士郎、こいつは俺がやるから、お前は大吾くんを救ってやれ。お前ならできるだろ。」
(双士郎は慈温の言葉で思い出し落ち着いた)
「ありがとう、慈温。そいつをまかせた。
大吾。今、助けてやるからな」




