第十八話 須佐者たち
動画を売ったTV局、写真を売った新聞社を探して警官を派遣してください!次の標的はマスコミだ」
「なぜ?」
「須佐を世間に晒した報復です」
「こんな連中、対処出来んでしょう?!」
「警官には手を出しません」
「警官ではダメだ。自衛隊に要請しろ!」
調査した結果、浅岡放送と日日新聞だ。
木藤は白城と警官を連れ、日日新聞に向かった。
しかし、須佐は行動が、容疑者探しが早かった。
動画を売った者を脅してはかしたのだろう。
浅岡放送はすでに襲われたと連絡が入った。
「ダメだ。浅岡放送のディレクターが殺された・・・」
日日新聞に着くとまだ静かだった。
「まだ。襲われたいない・・・」
木藤たちは警察だと云うことを案内に云って、社会部に向かった。
「警察です!」
すると奥のデスクが騒ついている。
木藤はそこに走って行った。
1人の男が部長に馬乗りになり刀を立てていた。
「須佐!やめろ!」
木藤たちは皆、銃を構えた。
須佐はハッとして振り向いた。
「何だと?儂を止める気か?」
「貴様、須佐で見たことのない顔だな」
「儂は同化の須佐重吉だ。」
「同化?」
すると部長を離して天井に張り付いた。そして天井に同化した。顔だけを残し、云った。
「須佐を恐れろ」
そして消えた。
「あわわわ・・・・・」
部長は我を失っていた。
「もう大丈夫です」木藤は部長を労った。
「奴らのことは記事にしない方が良い。また殺しに来ますよ。社が崩壊します」
須佐を殺人犯として要請するか?無駄だ。ここまでだ。
部長は印刷場に電話をした。「印刷中か?止めろ!忍者の記事は無しだ。理由は聞くな。社主には俺が説明する」
動画を送った者と浅岡放送のディレクターが殺された事件はマスコミで大々的に扱った。
たちまちネットに広がった。
連続殺人だ!
コピーしてyoutube.に上げるな!殺されるぞ!
これは呪いだ!一切写真も持つな!
口にするな!それだけで殺されるぞ!
忍者の話を口にするな!
その中に的を得た書き込みがあった。
これは神話が正しかった証明だ。彼らは天から我々を見通している。隠しても無駄だ。見据えているんだ。殺されて地獄に落とされるぞ。報復に地獄で何万年も焼かれるんだ。
そして誰も口にするものは居なくなった。
これが須佐の狙いだ・・・・百目野は思った。
何千年経とうが同じことだ。
百目野はネットに投稿した。
彼らは古代からの戦士。須佐一族。古事記にも登場する「八咫烏」である。人世には関与しない。しかし、今回、素性をあらわにされた。その怒りの報復であります。彼らの力は神に近い。大嵐を起こし、大地震を起こし。世界を廃墟にする力を持っている。その昔、伊賀や甲賀がその力が欲しくて平伏し習った。しかし、到底彼らの力には及ばず、死人が続出した。「志能備の須佐」、忍の語源です。
しかし、人人が慎ましく生きれば彼らは何もしない。
この百目野の書き込みは大反響を呼んだ。マスコミからの取材が殺到したが、百目野は皆、断った。彼らが何者か知らせたかった・・・それだけである。天皇の軍隊・・・は伏せた。
須佐の話はするな。禁忌だ。
そう云いたかった。
世間は畏怖を持って沈黙した。
「須佐だと?ふざけるな!」
そう叫んだのは天馬組関係の者たちだった。
「うちの組長を始め、組員が何人殺されたと思ってるんだ。こっちも報復だ!」
報復先は武速に向けられた。
「奴が元凶だ!」
でかい火砲を携え、数十人で車に乗り、乗り込んだのである。
「殺せ!殺せ!」
彼らの行動はすぐさま本庁の東雲刑事に入った。
そして木藤に連絡した。
「木藤!武速が狙われている!でかい銃等を持って奴らが出向いた」
すぐさま、木藤や東雲が動いた。
カーーーッカーーーッ
武速の家のやねに居たカラスが何やら騒ぎ出した。
「カラスがやけにうるさいな」警護する警察官が思った。
そこにダンプカー数台が猛走して来た。バズーカを携えている。
「おりゃーーーー!」走りながらバズーカを撃ち放った。
ドーーーーーーン!!
パトカーに当たり炎上した。
「な、何だ?!」警官たちは慌てた。
「もう一発!」バズーカをもう一発撃った。
ズガーーーーン!もう1台のパトカーに当たった。
「はっはあ!どうだ?!」
そして機関銃を撃ちまくった。
警官たちが撃たれ、反撃もしたが、アッと云う間に全滅だ。
「武速!出てこい!覚悟しろ!」
その時、屋根に須佐が現れた。刀を出し、飛降りようとした時、家から武速が出て来た。
目が緑色だ。「武速?」
「我を誰だと思っている?我は須佐だ!」
「何を吐かす!」一斉に機関銃が向けられた。武速が手を翳すと突風が起きた。
うわああああああああ!ピンポイントでダンプカーが吹っ飛んだ。
「く、くそう!」
ヤクザが武速に向かって来た。そして掌をその男に翳すと体が真っ二つになった。
グシャ!
「うう!な、何をした?撃て!撃て!」
グシャ!「あ!」銃砲がグニャリと曲がってしまった。
皆、目を疑った。「逃げろ!あいつは化けものだ!」が、武速は容赦しない。飛翔して先に回った。
掌から雷砲を1人ずつ撃った。
バリバリバリ!
うぎゃあああああーーーーー!!
丸焦げになって全員死んだ。
武速の目が元に戻った。
「な、何が起きた?・・・・」
その時、屋根に居た須佐が舞い降りた。
「あなたはもう此処には居られない。私と共に須佐のところに行きましょう」
武速を抱えると共に消えた。




